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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

タイトロープの女 第4話(感想)

「憎まずにいられない」

憎まずにはいられない。多分いつも怒ってばかりな、由梨(池脇千鶴)の気持ちを言っているんだろうけど、
やはり、気が強いということがよくわかる今回でした。

会社を束ねる器量というもの意外に、やはり、気の強さは必用なんでしょうね。
恭子に劣らず社員に怒鳴る「つべこべ言ってるのはそっちじゃないの!!」は、
やはり、今までにない由梨だったところだし、
それでいて、ちゃんと社員を思う篤い気持ちも持ち合わせていたというのも、納得できるところでした。


「社長の器ではないのよ。」という恭子(高岡早紀)のように、確かに土下座をする社長なんていないけれど、社員のことを思うという器量も少なくとも必用なことは、恭子もうすうすかんじているんでしょうね。


やはり恭子は、そんな由梨に対してもは、好きな人の子と言う点からも敵意を持つ動機はないんだけれど。
由梨に認めてもらいたい、「家族」が持ちたいという思いからの、
敵意むき出しな由梨にたいする「傷ついている」という気持ちをぶつける台詞もなんかおもしろいと思う。
(隠さずにってことなのでしょうか)

それにしても前回の家を手放してほしいと恭子にお願いしていた由梨が、なんか言い聞かせえるかのように、言っていたのが、
少しはふに落ちなかったところだったけど、
やはり、嘘だったんですね~

見事にだまされたけど、由梨ちゃんが子狸だったとは、驚いてしまうばかり。(笑)
血筋は争えないということか。
会社のために嘘をも厭わないということなのでしょうね。


どうもこのドラマタイトロープの女は、恭子の思いで綴られているようにも思うけれど、

タイトロープ tightrope
綱渡りに使う張り綱。危険を冒すこと、危ない橋を渡る。

といった意味でも恭子のことなのかと思うし、
危ない橋を渡るっていう意味でどちらともとれるところは却下してでも、恭子の思いがあふれるドラマということにしてみたいドラマです。

憎いという気持ちをぶつけることで、
ますます輝きを増してもいる恭子。
ちょっとしたしぐさにもキラッとした気高さがなんか引き付けられるものがありますね。
(本音を出してしまった由梨に対するシーンは・・・、アドリブ?)

ということでブス路線はラストまで止まないでしょう。

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