このお話しはぜんぜん知らないことでも最終回だとは思わなかったなぁ。
ラストの富夫(江口洋介)と元子(武井咲)がどん底に落とされて終わるあたり、
最終回という文字もないもんだから、まだやるのかよ~~!!となった。
長谷川(伊東四朗)会長もいなくなったことでも最終回?というかんじを、ほんの数バーセントぐらいは感じていたのだが。
それでネットで調べたらようやく最終回という言葉をみつけ、おや?やはりそうか~となり、安堵することができたなぁ。(笑)
それにしても変な終わり方だったなぁ。
地の底に叩き落されて終わるとは・・。
(まぁ、それもありなんだけど何か物足りない。)
元子が会長の許しを得て、また躍進し始めちゃったことでも、てっきり続くもんだと思ってしまったなぁ。
そんなこともあってやはり、このドラマ作りと内容に違和感を感じてしまう方が強かった。
とにかく流れが美しくないことは確かであるし、魅せる場面も無くなってしまったと思う。
長谷川会長が亡くなった件で橋田(高嶋政伸)にゆすられたり・・、
警察の取り調べにあったり・・
元子の弱みが終始描かれてもいたけど、
さらに波子(仲里依紗)や中岡(高畑淳子)の存在からも絶えず・・
なんだか怯える元子ばかり描かれてもいたし・・
最終回全体的にそんなことでも、怯えているような元子ばかりでもあったなぁ~と思う。
そして、なんていっても・・
ゆすりと盗みでなりたってることでもあるから、
流れがとにかく美しくなかったのだよね~。
会長を脅したり、さらに工作したり、
中岡(高畑淳子)までも道連れとばかりに元子の手帖を盗んだりと・・。
最終回は煽ったり、ゆすったり、そして盗んだり、そんなのばっかでもあったと言っても過言でもなかったなぁ。
もうちょい銀座の頂点に立った(一時的だとしても)元子の喜びだとか、元子の哀れさを観たかったなぁ~と思うのだ。
単に物語りを進めるだけだったことでも、元子の悲しみ喜びといったものがあまり描かれなかったことが少し残念であった。
まとめ
楢林(奥田瑛二)がまた中岡に渾身のビンタをくらわせる場面が観れたことは、
2人のファンである私としては高まるばかりでもあったなぁ。(笑)
そして、やはり波子演じる仲里依紗さんを、あまり生かせる演出あれこれできなかったことが少し残念でもあった。
武井咲ちゃんの出来がこのドラマ、なんせとにかく目を見張るわけでもあったが、今までにないオトナな咲ちゃん、悪女の咲ちゃんが観れたことはほんと楽しかったなぁ。
それだけに最後はそんな元子の魅力が半減してしまったのが少し残念でもあった。