杏さんが出るということでも、もうちょっとアップテンポなものを想像していたのだけど、
意外なことに物静かな鐘子(杏)もしみじみしてよかったなぁ。
やはりご結婚されたことでも、今までよりも穏やかな作風にってこともあるかもだけど、姉役の仲間さんもさらにそのような感じになられて、、また違った雰囲気を楽しめそうでもあった。
それにしても博多へ一人旅へをすることにした鐘子であったが、
初めて観るような景色ばかりで、なんだか香港かはたまた台湾のようなアジアンチックなものを感じたけど、
意外と博多って、、バラエティやドラマでもお目にかかることがないような気もするから新鮮であったなぁ。
鐘子が偽装不倫することになる相手、丈(宮沢氷魚)も物静かなイケメン君であったのもよかった。
意外と大人びちゃってるかんじが憎たらしいほどだったけど、
その姉の灯里(MEGUMI)も意外と今作にぴったりな予感。
キャスト的に売れっ子という方を起用していないのも、やはり雑味がなくていいね。
静かな杏テイストを堪能するにはそれが一番かもなことでも、キャスティングは大正解だったね。
姉・葉子(仲間由紀恵)とも相性がよさそう。
鐘子が人妻ということで引き付けられた丈のようだったけど、30代ともなる妙な形の付き合い方もあるんだね。
嘘をついていることが、ちょっと歯がゆいというより、シンドイ感じもしてしまったけど、このシンドイかんじは楽しくないようにも思えてしまうかもね。