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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

ノースライト 前編(感想)二度塗り二本柱で描かれつつもY邸の静けさがさらに深みを醸し出す重厚感。

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「消えた家族」

鳥のように渡り歩く青瀬稔(西島秀俊)が印象的。
そして、事件に巻き込まれたのか・・
Y邸に住むはずだった一家、吉野陶太(伊藤淳史)とその家族がいないままの・・
平然と佇んでいるY邸も印象的だったなぁ。

起点となっているのがこのY邸であるけど、
依頼人の吉野・・・
そして妻のゆかり(宮沢りえ)・・・
どこを観ても謎がいっぱいひき詰められていて、
さらに過去の子供の頃の思い出とも重ねて描かれることでも、
重厚感のようなものが覆いかぶさってくるようで、
重ね塗りのような手法も決して暑苦しさがなくてよいですね。
そう!西島さんのすら~とした演技によるところが大きいのだろうか?
となりました。(笑)


まぁ、お話は暑苦しい場面も入れこんでるので・・・
ちょっと熱いものが沸々と迫ってきてもいたけど・・・
謎解きと人間ドラマの融合だ~と言わんばかりでもあった。
静かな佇まいのY邸がちょっと寂しいからちょうどいいかも。(笑)

過去と現代の二度塗りでさらに、二本柱でもってエイ!とばかりに描き切ってるかんじからも見応えも十分だった。

ともあれ設計図を持っている人があの椅子を作ったのでしょうけど、
なぜそこに置いてあるのか?
椅子が謎解きのヒントとなってるけど、
まさに迷宮に迷い込んでしまったかのようなお話が心地よくもありました。
諭すかのような・・
謎めいた意思によって導かれるような展開がいいですね。

何が待っているのか非常に興味深く視聴。

それにしても家族のこと、コンペ・・
そして、Yの悲劇とでもいいたいようなY邸ってことでも、青瀬は疲労困憊なはず。(笑)

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