「母を失った子供達が求める愛情。私は絶対幸せになってやる」
名目どうりに見るドラマでも、多分ないのだろうけど、
そんなかんじがする作りになっているドラマだった。
妖艶さを醸し出している子役たちに唖然としてしまうというのが本音ですが、
ピアノが上手なピア美(桜田ひより)、ポストと呼ばれる少女(芦田愛菜)には、大人としての顔を持っていることにん~~とうなるしかなかった。
このドラマは、引き取りたいとやってくる今回の夫婦のエピも、どこかサスペンス風に味付けされて誤魔化していたけど、周りもお粗末なおばさんばかりという設定になっているみたいで、
やはり子供達を正当化させて、ちょっとばかり現実を描き、開いた間を使って、
演技合戦をするというドラマだ・・・とちらっとそんなかんじなのかなぁ~と思った。
子供は小さな大人でもあるということでも、中身は大人なの部分を持っているわけだけど、それが表に現れるかどうかの問題でもあるのだろうし、一風変わった背景の中で自由にのびのびと演技をさせて、みたいということなのかもしれない。
あえて児童養護施設というかんじを打ち消すような作りと演出にもなっていたこともあり、本気でそのような施設をとり上げて描かれるドラマでもないようにも思うけど、少しはそのようなものを持ってきて、後は存分に演じるというかんじの方が、ドラマとして楽しめるというものだろうと思う。
やはりその視点で見ていくドラマですな。
昨今の子役もなかなか味があるので、下手なドラマよりもむしろ迫力があった。
今回の芦田さんは、面白さも感じられる場面もあったみたいで、もしかしてコメディイードラマも、合っているのかもしれませんね。
いろんな顔を持っているみたいで、なんだか釘づけなドラマになるかも。
三上博史さんの怖そうな園長というかんじも、何か惹かれるものがあってワクワクしたし、期待したいし、ワケアリな三浦さんと木村さんということでも、この先の展開も気になるところ。