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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

ストロベリーナイト 第10話(感想)

「檻に閉じ込められた親子ソウルケイジ

いやはやこうもこんがらかった内容で、さらに2話3話にまたいでくるというのも、ただただ笑うしかないですね~。
これじゃ~ついていける人も限られてくるってもんだけど、
視聴率的にも次回、最終回(10分拡大放送)はきついでしょうかね?

感想というよりも事件をいっしょに推理してるかんじになってきたというか、
ほとんど事件のことばかりな内容に圧倒されっぱなしで、今回も2回はみないとてんでわからなかったな~。(笑)

もうそういうことでHPの次回あらすじも目に入ってしまったけど、やっぱりってかんじで、ぜんぜん姿が見えなかった保険担当者の戸部真樹夫(池田鉄洋)だったんですね。
手の傷から高岡のものということを印象付けたかったということなんでしょうけど、
手の傷はどうしようもないだろうから、それはないんじゃいかと思っていたのに、
鑑識もかなりてきと~ってかんじですね。

姫川の推理が正しいような今回はつまりこういうことでしたか。

13年前交通事故を起こした内藤和敏とその家族が乗った車が横転し、息子が重体で入院したが、
その後息子を思い、自殺とみせかけて、姉に保険金3000万円が渡たっていた。
この自殺した和敏にみせかけたのが実は高岡本人だったということ。

高岡本人は13年前に中林ハウジングのいやがらせが原因で自殺をはかったことから、
戸部真樹夫(池田鉄洋)が土地を容易に手にいれられなくなることを恐れて、入れ替える必用があったということでした。
つまり和敏が保険金の見返りに高岡になりすましたということ。

そんなわけで姫川の推理が的を得ていたと思われるけど、
ちょっと入りくんだことでもドラマにするとごちゃごちゃして観えてしまうのが、
残念といえば残念に思うし、中林建設とか中林ハウジングとか、木下興行とか、下請けやらあれこれが面どくさいわけですよね。
ストーリーはそれほど難解ではないのに、どうも容易にわからないというのが、
もう少しなんとかならないのかな~

けっこう入り組んだなぞ解きもだいぶようやく見えてきましたが、
三島耕介(濱田岳)と中川美智子(蓮佛美沙子)の裏に何が隠されているのか、
高岡にふんしている内藤和敏の犯行なのか・・、
そんな隠れた点がどう結びついてくるのかがポイントになてくるということでこれからが、
本命というかんじの次回最終回に期待が高まるばかりですね。

そういうわけで今回は事件のことばかりに費やされたように思うけど、
日下(遠藤憲一)のこともちらほら合間に描かれていたのはおもしろいところだったようです。

推理をしなくなった経緯はガンテツとの過去があったということで、
まさかガンテツとのそんなこともあったのかと、今の日下の思いがよ~くわかるエピソードだったのも、
おもしろかったし、
菊田(西島秀俊)に結婚観を語るところのアットホームぶりにも笑みがこぼれそうになるばかりで、
日下への今までの実に固いイメージが柔らかくなったけれど、
お互い四角いカドがと得れて丸くなり、お互いを取り込みながらボールのようになるという風な話は、なるほどな~としみじみしてしまったし、
菊田はいいボールにしろよって言うきさくなアドバイスもよかったです。

姫川のことも買っているということや、そんな懐が小さい奴ではないという、日下という人物がなんとも暖かい人情味のあるように描かれていくのも、
観ていても気持ちが晴れ晴れしてくるし、事件性からしてもココは暖かいエピソードであるばかりでした。

ピリッとしたガンテツに人情派な日下というそれぞれが、
主役を引き立てる隠し味としてはこれ以上ないけれど、
もう少し姫川に暖かい言葉も期待したかった気もする。

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