この手の内容は映画で目が肥えていることでも、途中から期待が持てなくなったのだけど、よくありがちな大惨事劇なのだろうか?ってかんじでもあったなぁ。
やはり崖に落ちるなどの危険な場面も用意されていたり、乗客たちのまとまらない様子だとか、悲哀、怒りといった感情劇となって終始描かれしまったのだけど、しかし、これからどうなっていくのだろうか?という興味も増してしまったみたい。
萱島直哉(山田裕貴)にやけに焦点を絞って描かれてもいたけど、
やけに熱演していたことでも引き込まれてしまったのだが、彼が主演ってことだったわけなんだね。
ともあれ萱島直哉が消防士の白浜(赤楚衛二)のリーダシップぶりにうんざりし、
異を唱える様子もごもっともだと思ったし、ラストの訳ありな視線の交わりも、ぐっぐっと来てしまったなぁ。(笑)
初回から2人が対峙する場面が多かったのもよかったと思う。
田中(杉本哲太)も重い物をしょって生きてきたのだろうことがなんとなく滲み出ていたけど、解放されたような演技にもどこか引き込まれつつ・・・
今迄の世界感をそのまま出して来る乗客たちの愚かさみといったことも、なんだか他人事とも思えなかった。
杉本さんって追い込まれたときの役柄は天下一品だと思ったのだけど、今年初頭だったか新選組某ドラマでも度肝を抜かれてしまった。怪物・・・。
そんなことでも、まさに大惨事に遭遇してしまったことでのパニック劇場といった趣が濃くなったけど、それぞれの描かれる内容よりも熱量が違うと思ったことでも、演技に期待したいドラマとなりそうな気がしたよ。