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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

グランマの憂鬱 第1,2話(感想)意外と和む良作かも♪

『最高のオバハン 中島ハルコ』と同じ枠のドラマなことでも、
内容的にも同じような雰囲気なことでも、ちょっと観るべきか否か二の足を踏んでいた今作。

しかし、嫌な女俺様感もないし、終始穏やかな雰囲気となってることでも、全然違うことに気が付いたよ。

由真(足立梨花)の娘の亜子(加藤柚凪)がミキ(萬田久子)に懐いているというのもとっても和むし、
ミキが一喝するときの声の「渇!」という言葉も、幾分控えめになってるのも押しつけがましくなくって和める。

アレが大地真央さん風であったら、多分今作は観なかっただろうとも思うわけだが、
「愛ある喝'で悩める人の心をほぐす」という今作の趣旨からしてもなるほどであったなぁ。

まぁ初回の孤独な老女の独りよがりにはマイッタのだけど、
なんだかそんな見苦しいものを見せて来るのではないかと困惑してしまったのだが、

二話でのスマホ依存に苦しんでいる娘のお話では、
孫に言い聞かせるような言い回しが心地よくもあったし、
並行して描かれていた暴走じいさんのお話しも、
なるほどといった理由が隠されていたことでも、
穏やかに歌を歌う場面まで用意されていたのも和むったらなかったなぁ。

ちょっとガサツなキャストだとしても、見事に型に嵌っていたことでも、今作はそんな演出がいいのかもしれないとも思ったのだが、
「ため息の出るような あなたのくちづけに 甘い恋を夢みる 乙女ごころよ」などと、
ザ・ピーナッツの歌を自然と歌う泉谷しげるにミキばあちゃんの場面もホッコリだった。

昨今の音楽シーンで、こんな大人な歌がないのが寂しいなぁ~とも思ったのだが、
時代といったこともあるとしても、恋を熱く歌うなんてダサいとする習慣が蔓延してしまったせいなのではないか?
とも思ったりもしたんだよね。世迷言かもしれないとしても。

心の底には何があるのだろうか?思うような昨今の事件等々、荒れる時代といったイメージを受けるけど・・。
なんだかそんなことが生きづらい社会にしてしまっているのではないか?とも思うのだ。

そんなことでも、人間が作り出したものに振り回されず、もっと遠くの景色を観ていてほしいというミキの言葉が、
スマホだけの問題にではなくって、現代社会へ向けた言葉だったようにも思えるようであったなぁ。

季節的にも菜の花が咲き乱れる風景やら、
一つ一つ名のある草花で覆われている風景も入れ込まれていてることでも、
日本の原風景といったそんなものが心地よさを倍増していて、さらに和むばかりでもあった。

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