雪女と蟹を食う 第2話（感想）夢物語に早くも陰りが出て来た。

２話だというのに展開が早かった気がしたけど、
まさかの交通事故とか体調不良だったことでも、彩女（入山法子）の抱えているものが一気に見え隠れしてしまったようで、
そんなことでも今作の夢物語に陰りが見えてきてしまったのが残念だったなぁ。

彩女が重いものを抱えているとなると、蟹食べ旅行も変わってきてしまうと思うけど、
未知数のままで、まだまだ大人の夏休みをよい意味で満喫してほしかったなぁ。

これでは昭和枯れすすきになってしまうではないか。（笑）

この世の中、理不尽な事や不条理なことが多いことでも、
享楽によって忘れるのだという彩女だったけど、
そんな思いに達したきっかけは、やはり北（重岡大毅）なんだろうね。

とにかく旅を続けるうちに、何かに解き放たれたかのように明るくなっていく彩女だったことでも、なんだか羨ましくもなって来て、
もっと自由に生きてもいいのではないか？
そんな思いに駆られたみたい。

彩女の楽しい思いとは裏腹に、北の方はさらに寂しい思いに刈られてきたようだけど、そんな思いもそのうちに変わるのだろうか・・・そんな気になる終わり方でもあったなぁ。