今作の魅力は・・まぁ、
満(生田斗真)のいわゆるニートのようだけど、
彼なりの拘りをもった生き様もなんとなくわかるし・・・
満にダメ出しをする綾子(小池栄子)の言い分もごもっともだし・・
月が沈んで日が昇る5時半にCOFFEEを淹れてくれる満ってことでも、
母・房枝(原田美枝子)がなんとなく容認しているかんじもわかることでも・・・、
そこらへんに引き付けられてしまうってかんじ。
さらに、
春海(清原果耶)の失恋による空白域なかんじと・・・、
光司(安田顕)のいわゆるマスオさんぷりが・・・
満とかぶるところがなんだかおもしろい。
ちなみにニートでググったらこんな意味なんだね。
十五歳から三十四歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者。
満はある程度家事とお金も稼ぐことでも、ニートというかんじはしないが・・。
其の三 「焼きそばと海」
学校での苦手な時間があったことでも休ん春海は、
昼ごはんに、、焼きそばを満が作ってくれたけど、
午後から、、登校することにした春海なことでも、
学校まで送ってくれたらさらに、行きたい気持ちになるというクダリがおもろかったし、
失恋を引きずる相手の件で、まだ引きずっていると思われないためにも、
行くべきだという満の理屈もごもっともであった。
返りも満が、まんまとお駄賃として綾子からお金を取ることに成功したけど、
海へ行くという洒落たことをする満・・。
ここらへんもなんだか優しいお兄さんぶりを発揮していて、、たまらん。
涙がやはり溢れる春海でもあったなぁ。
ともあれ、物事の本質を見極める目を持っていそうな満に関心した焼きそばと海であった。
其の四 「コーヒーと台所」
ニートな満が・・
なぜ毎朝母にコーヒーを淹れてあげるのか、
そして、母がどんな風に飲んでいるのか・・
不思議に思っていた綾子だったけど、
それもごもっとも。
さらに、なぜ朝寝て昼に起きることを容認しているのか、
母に迫るのもごもっともだったなぁ。(笑)
なんだかごもっとも過ぎることでも、共感してしまうことが今作の面白さとなってると思うわけだけど、
適格に質問をしてくる綾子って、どこの家庭でも見受けられそうでもあるよね。(笑)
しっかり者の姉とくだくだしている弟の攻防・・
そして、母親と息子の訳の分からないような共鳴感・・・
あ~~わからないことに腹が立つ・・綾子さんであったなぁ。
段ボールの大事なものをとうとう、、引き払った満の決意は本当だったのか?
ちょっと気になるラストでもあった。