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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

透明なゆりかご 第8話 感想 自分が自分でなくなる

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「妊婦たちの不安」

妊娠してからの体や心の変化が描かれていたけど、
「自分が自分でなくなる」という言葉も印象的だった。

この言葉は不安で苦しむ妊婦さんの全てを表してもいたようにも感じられたのだけど、
もしかしてコレ、キー的な言葉だったかもしれないなぁ~とも思えた。

産婦人科の仕事が天職といってもいい紗也子(水川あさみ)なことでも、
助産師の資格も取りたいと意気込んでいたけど、
そんな思いとは裏腹に体は正直だったということでも、
自分に寄り添うというか、赤ちゃんに寄り添うスタイルを自然と学んでいくというのは清々しくさえあったかなぁ。

それには見守る夫や由比(瀬戸康史)や榊(原田美枝子)の存在もやはり大きかったのだけど、
子供を産むことが選べない、苦しむことさえできなかった妊婦さんにしてみたら、贅沢だってなるのだろうね・・。
<たとえ3人目だったとしても>

同じ不安や苦しみでもそれはある意味幸せなことなのだということでも、多くを望まないことを意識していった沙也子だったのかもしれないなぁ。

物語の切り口が斬新というか、とにかく今までに観たことがないお話しとなってることがほんと凄いと思うけど、アオイ(清原果耶)と史香(酒井若菜)のエピソードもこっそりしっかり入れ込んでいて、ツボを押さえているのがこれまた憎い。
じ~と気になってしかたないアオイはやはり触ってしまったけど・・陽介(葉山奨之)の背中のシールだったか。(笑)
やはり、元気な姿が見れるのは安心できてほっとするなぁ。

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