さびれた港町・・
還暦を過ぎている床屋の幸子(余貴美子)・・。
(訳ありな過去を引きずるままに・・。)
同じ街で写真館を営む(監視役)中年の蒲田から依頼を受ける。
なんでもない港町であったけど何年もの間、次第に二人の心は通じ合っていたんだよね・・。
人生の時間が来て、、終わらせることを決意したってことなんだよね。
あれこれ書いしまったけど、
ひなびた街での2人の心の絆のようなものが確かにあったということだと思うけど、
じ~んと後から来るものがあったなぁ。
なんで、死をもって終わりにしませんか?というメッセージを送ったのかわからないけど、
死以外に選択肢はなかったのだろうか?
ちょっと疑問もあったとしても、素敵なお話であった。
最後に圭司(山田孝之)が用意した5本のバラとコピー128GBのSDカード。
あの5本のバラの意味って、そもそも英語が元らしいから受け止め方次第で変わってしまうってことなのだろうけど、
それであえて意味を説明してくれなかったのね。
Admire you.
花言葉ってとらえ方が難しい気もするけど、とらえ方でかなり変わってくるとしても、
圭司が写真館で感じ取った思いというのがこういうことだったんだよね。
「あなたに出会えた事の心からの喜び」というのが似合っているかなぁ・・。
5本のバラ・・。いいよね。
粛々と静かな恋のお話となっていたことも良かったと思う。
恋のような感情だと思うけど、つまり死による失恋の清算と未来を歩んでほしいというメッセージ..。
(幸子はわかっていたみたいなのに・・。)
やり切れない素敵なお話であったと思う。
こんな素敵なdele屋さんだったら私もお願いしたいかなぁ。(笑)
それにしても居眠りをしている舞(麻生久美子)の動画を消すに消せないでいる真柴(菅田将暉)であったが、とにかく賑やかしてくれているのもいいし、それぞれの絡みもテンポがあってよかった。