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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

限界団地 第8話(最終回)感想 サイコパス&オカルトドラマの傑作?

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サイコパスな側面から団地に切り込んだお話であったと思うけど、
オカルト的に、ホラーチックに描かれてもいたことでも、いろんな要素で構成されていた怖い話というかんじだった。
(オカルトとホラーは違いがあるようだけど、オカルトは超常現象のようなものを扱い、ホラーはゾンビものというかんじ。)
ちょっとあらゆる要素をごちゃまぜにしてきたことでも、
わけがわからなくなるかんじでもあったのがちょっと困惑してしまうところだった。

今作、やはり団地の住民たちの温かな交流が描かれている点はホッとする場面であったのだが、寺内(佐野史郎)さんが団地や孫を愛しいと思う気持ちはいいとしても、目的の妨げになる者をことごとく排除してしまう・・
ホラー的にサイコパスな要素で描かれていたのは、佐野さんのユーモラスな雰囲気によるところも大きかったと思うばかりであった。
そんなことでもどこか、こわ面白いドラマになっていたのが良かったなぁ。
和気あいあいとした古き良き団地を復活させたいという思いに囚われ過ぎているのも、反対に不気味さがあったわけだけど、さらにオカルトな穂乃花(渡邊詩)なんだもんね。
どちらも甲乙つけがたいとなっていたことでも不気味さもマシマシ。

そしてやはり、恐いオカルト映画に欠かせない要素として、アルフレッド・ヒッチコック映画を思わせる美人の江理子(足立梨花)さんがいたのも、妙な怖さを醸し出してもいたのがほんと良かったと思う。
細かい点は置いておいてもけっこう見入ってしまったのだけど、オモシロ恐いドラマであったなぁ。

結末が二転三転したかんじはちょっとブレのようなものをかんじてしまったのだけど、最後までやりきった感はありましたね。

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