「解き放たれた言葉」
鎌倉代書屋物語ってことからも、やはり最終回は祖母のカシ子(倍賞美津子)が登場しないと始まらんってかんじ。
鳩子(多部未華子)のことを温かい目で見てくれていた事がわかった前回なことでも・・鳩子が落ち込んでしまうとしても、鳩子があれほどに落ちこんでしまうとは思わなかったなぁ。
まぁ、一人で旅立たせてしまったことでも、心が揺さぶられてしまったのだろうけど・・。
代書屋を継がせるつもりもなかったなんて、いいことばかりを言う祖母でもあったなぁ。
継がせるつもりがなければ鬼の特訓はいらなかったかもね。
ちょっとばかり出来過ぎストーリーでもあったようなので・・
あまり最終回は地味なものに見えてしまったみたいでもあったかなぁ。
それでもそんな地味最終回でもあの・・
花見の場面はけっこう華やいでもいて好みな展開でもあった。(笑)
こんな雰囲気がこのドラマのよいところだと思うわけでもあるが、ちょっと粋な事を言うさすが我らの?男爵(奥田瑛二)だったか!
このドラマではピリリ!!とした香辛料の役目になってる男爵であるのだが、ともあれ桜の花にちなんだ古今集?を持ち出し・・
桜の花を観れるのも、またわが身があってこそ・・だとか、
しばし生きる喜びを堪能しようではありませんか・・・なんてピリリの反対におセンチ男爵となってもしまったのもまたよかった。
こちらも綺麗な桜であったことでも、ツラツラとおセンチになってしまったなぁ。(笑)
誰かさんが惚れるわけでもある。(笑)
そんなわけでもやはり温かく見守ってくれている人達の中で、健気に代書屋を営むことに邁進していく鳩子がいいと思えましたね。
そう思えるラストであったなぁ~。
一服の清涼剤のようなドラマであったなぁ。
エピソード1はこれで閉じて・・2なんぞも期待したいものだ。
いざ乱れんってな人生でもあるから・・
鳩子が打って変わって逞しくなり、まとまらずに整っていない鳩子になっていくのもまた生きているということだよね。