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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

奇跡の人 第4話、5話 感想

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第4話のあらすじ

3月12日(日)NHK総合1 午前1時39分~ 午前2時28分

プレミアムドラマ 奇跡の人(4)

一択(峯田和伸)が海(住田萌乃)と一緒に家出をした。娘が心配な花(麻生久美子)は風子(宮本信子)たちに相談するが、どうせ金がなくてすぐに帰ってくるからと慰められる。が、八袋(光石研)が一択に金を貸したことが発覚し、花は居ても立ってもいられない。故郷の山形に向かった一択は実家に向かうが、祖母(白石加代子)に怒られるのが怖くて家に入れない。そこになぜか、花の元夫・正志(山内圭哉)がまたもや現れた。

第4話の感想

やはり、どうしても脚本がいいことでもどうも、全部書き残しておきたいくらいでもある今作。
しっかり録画もしていることでも二回は観ているのだが、ほんとどこを観ても見所となってるので感想も書き辛い。
というか正志なりの親の目線も描かれることでも、良い意味でも悪い意味でも書き辛いのだなぁ。
障害を描くことでもどうもこのドラマ、メッセージが隠されてもいると思うのだが、どうも生き方や考え方の一元化というか、頭が固く柔軟性に欠けてしまって、しなやかな心の持ち主が少なくなってる世の中なことでも、世知辛く生き辛い世の中への警笛とでもいうべき、メッセージが描かれてもいると思うのだ。
もう少し大らかな物の考え方、風子(宮本信子)さんのように穏やかでいられたら、もっと楽に生きられるはずだと・・言っているみたいでもあると思う。
そんな、エッセージが隠されてもいるように思うのだが、ほぼそういう事でいいと思いますね。
一択のロック魂な生き様がかなり魅力的で、とにかく心温まるヒューマン性の高いドラマとなってるわけだけど、昨今ちょっとぶつかったからと朝のラッシュアワー小田急線で女二人がド派手にケンカしたあげく、電車を遅延させた事件も記憶に新しいニュースだなぁ。
周りと歩調を合わせてうまく生きていれば、一見かっこよいかもしれないが、一択のように人間味が溢れる生き方をしていると、なぜかぶかっこうに見えてしまうものでもあると思う・・。
正義感を熱く語ると、慣れないことでもかっこ悪くなってしまいがちでもあるけど、バカっぽい一択なことでも、そのようなものにさらに見えてしまうわけでもあるなぁ。
ともあれ一択と正志(山内圭哉)の小学校でのやりとりが一方的すぎて、違和感ともなっていたかんじであったなぁ。
(花の後日談で正志なりに絶望をかんじてしまっていたのだということであったのだが。)
いい気分で海と旅をしているっていうことでも、一択の回想シーンだけでもよかったはず。

違和感といえば、正志のマナーの良さも違和感であったんだけどね~。(笑)
一択との決闘でもしっかりポイ捨てせずマナーを守っていたし、車で一択を追う場面でも、弁当をしっかりとゴミ箱に入れていたりもしていた。
風子さんのナレーションによると正志もバカだということだったっし、花(麻生久美子)もバカだけがとりえだと言ってることでも、マナーだけはいいおバカということのようでもあるなぁ。

そして、ばあちゃんと一択との再会もよかったし、次の朝の花の場面もよかったなぁ~。
お米が美味しいという花・・。
それだけでも幸せが見えたけど、ばあちゃんがこれまたデカい懐の持ち主なのも・・なんとも愉快でもあった。
そして、旅に海を連れ出したことでも、休日ができたのだと風子さんの気転もさすがってものだったが、美味しい物を食べたり、綺麗な服を買ってもらうことになった花は悲しいほど幸せが感じられてもいた。
海のことだけでいっぱいいっぱいでだったことでも、楽しい時間を思い出した花は、喜びと悲しみを味わうことに・・。
こんなおいしいものがあったなんてと・・涙を流していたけど、やはり海にも食べさせてあげたいという母親の気持ちが溢れてもおったなぁ~。
さすがにタフな花であると思ったのは、子供服も買わなくちゃ・・という風子さんの言葉に、しっかりあっちの方にお店があったと言う花の場面。

一択たちの山形からの帰り道・・一択の手に描いた文字は「ありがとう」みたいだったけど、花はお礼を一択にしていたようでもあった。
なんて書いたか知りたい一択でもあったけど、今回の一択が起こした騒動が花にとって、久々に味わう幸せでもあったことは確かでもあったから、一択にお礼をしているようでなんともあの場面はほっとする場面でもあったと思う。

第5話のあらすじ

3月12日(日)NHK総合1 午前2時28分~ 午前3時17分
プレミアムドラマ 奇跡の人(5)

一択(峯田和伸)は指文字を使って海(住田萌乃)にモノの名前を教えているが、それは単なる自己満足だと福地(浅香航大)から指摘されて落ち込んでしまう。咲(喜多道枝)が退院を機に田舎に帰ると言い出して、これまで家族同然に暮らしていた花(麻生久美子)はショックを受ける。退院の日、花はレンタカーの運転を一択に頼み、咲を海沿いの故郷まで送り届けることにするが、海岸に近づくにつれ車内に不穏な空気が流れ始める。

第5話の感想

とにかく海が初めて海を感じた時の幸せそうな顔が印象的であった。
山形の実家に一緒にいた一択と花なことでも、少し二人の間が狭まったようにも思う5話でもあったが、そんなことでも勝手に盛りあがり有頂天になってしまってる一択はやはり花への恋もダダ漏れだし、バカもダダ漏れ・・。
なぜか受け入れられないかんじでも、どこか以前より穏やかになっている花に見えたのだが、なんとなくそのように見えたのもよかったなぁ。

福地(浅香航大)君に、こっぴどく現実的なダメ出しをされてしまったとしても、めげない一択もよかった。
「つまんない現実より、かもしれない嘘っていうか、夢の方が楽しい。」と風子さんに言っていたからなのだが、しっかり考えている一択でもあることでも、そう簡単に折れないのはさすがでもあった。
それを聞いている福地と佳代(中村ゆりか)もなんだか、悟ってしまったような悟らないような二人のおや?っていう間も気になってしまったなぁ~。
一択のやってることがなんだか、能天気なことからも腹が立つのもわかるとして、やはり一本芯が通っているあの言葉に・・打ちのめされちゃったみたいでもあったが、
「世界をシンプルにとらえていてさ~ムカつく!そして、ムカついた自分が汚い気がして、落ち込む。」と福地の気持ちを酌んでいるかのように言う佳代もおもしろかった。
二人もやはり、大概な理屈をこねていることだけかもと、なんとなく理解していたのかもしれない。

そして、花の家族同様な咲(喜多道枝)を故郷に送ることになった一択たちでもあったけど、咲が二人がお似合いだというのも、わかるような二人になってたから、ちょっとあの車中は焼けてしまったなぁ。
あぶなっかしい運転にダメ出ししまくったり、やっぱ花さんは笑ってるときが一番・・という一択に、「可愛いんでしょう。わかってる。」も、ヤキモキしてしまうばかりである。ほら頑張れ・・とお菓子の束を口にぶち込む花だったりして、なんだか楽しそうな二人が微笑ましくもあったのだが、やはりヤキモキしてしまったなぁ~。さらに大声で世界の中心で愛を叫んじゃうことでも・・ね。ほんと底抜けなおバカでもあるが、かなり爽快な一択がなんとも、愛おしくもあるのだ。
海に近いばあちゃんの故郷の海で、俺も愛されて~よ~とか花への恋がダダ漏れで、そばでそれを聞いている花なことでも・・・やはりヤキモキであった。(笑)
それにしても海ちゃんの表情もいいったらないのだが、海を見つめるかのようなシーンはとにかく印象的であったなぁ。
(やりとりが実に、嘘っぽくないんだよね~。)

一択がいない静かなアパートの内庭なことでも、愉快な仲間たちという時間も織り込まれていたのも、可笑しかったんのだが、福地を見つめる佳代からの思わぬ恋へと向かうかんじもくすぐられてしまうばかりであった。(笑)

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