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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

ちかえもん 第7話(感想)

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「賢母喜里潔決断(ははうえきっぱりけつだん)」

アホボンとバカボンが似ているなどと陳腐なことを言ってる場合ではないけど、アホボンパートは昭和枯れすすきな雰囲気になってしまったなぁ~。(大阪ではあほで、東京はバカボンか。笑)
さらに我らがちかえもん(松尾スズキ)パートも、母上が田舎に帰ることになったり、生れてはじめてのお袖(優香)へプロポーズも断られてしまったりして・・7話は悲しい物語ばっかりでもあった。(笑)
ともあれ、劇中歌というか、ちかえもんパートのあの稀に見る突拍子もない歌は、悲しみが倍増するというか、妙に引き込まれてしまうのだよね~。
お袖が食べた大福の口紅に視点を注いだり、お袖への哀愁をかんじさせる画と歌って、倍に味わい深いものになるようでもあった。
ともあれこの場面、クシャミが止まらないので、ちょっとの間を早口でプロポ―ズすることになるちかえもんがなんともいいかんじであった。
「じじ~」とお袖。(ジジ~と呼んでるんだよね~。) 
「風邪ひいてもた~~」とちかえもん(爆)
「火にあたり・・お茶飲み、温かいお茶。誰か~茶持って来てやって~。」(茶はそこにあるのに、あえて言うのがいい~大変さを出してるような♪。)
(そんなお袖を観ていて感極まってしまったちかえもん・・)
「お袖、わしヘクション!わしの、ヘクションわしのへくしょんになって・・・へくしょん・・の嫁さんになってくれ~。」
にはおかしいやら感動するやらなんともいえないものがあったけど、クシャミを何度もよくできるものだと感心してもしまったなぁ~。
なんだかこの場面は偉い人になるのにと、私なんかではあかん!と退けたお袖であったけど、お袖に惚れてしまうようでもあったなぁ~。

母の旅立ちの歌は、夜なべをして羽織を結ってくれたぁ~であったけど、冒頭と合わせて今回は悪乗りぎみでもあったのも可笑しい。
冒頭はちなみに・・「近松が夜なべをして、浄瑠璃書いていた~木枯らしふいて冷たかったけど、せっせ~と書いただよ~。」なのだが・・寝事のように心で歌ってるってわけなのであろうかぁ?
レコードが擦り切れたような古びた声がちょうどいい塩梅でもあるのだが、その分哀愁を掻き立てるわけでもあるよね~。
近松が歌をよく歌うのは浄瑠璃の先生ということでも、常々今の状況を言葉にしてしまって歌ちゃうというわけなのだろうけど、まぁ、特技チュウ~わけであるということでいいのだろう。
あ~しかし、喜里(富司純子)が越前へ帰ってしまうと、あの家もつまらなくなりそうでもあるなぁ~と。

もう一方のサイドストーリー的な九平次山崎銀之丞)であるけど、徳兵衛(小池徹平)が罠に嵌ってしまったり・・万吉(青木崇高)がお初絡みで絡んで来たり、さらにさらに九平次を愕然とさせることになる万吉というのも可笑しかった。
ようやく近松浄瑠璃を思う存分書くことができる体制になって、まだ自分には燃え盛るような熱いものが書けるだろうかと不安もあるようだったけど、あんなプロポーズはなかなか観れないよね~。(笑)
乗り越えられない身分の差ってかんじからも、お初とアホぼんでなく、お袖とちかえもんのプロポーズにはやられてしまったなぁ~。

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