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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

わたしをみつけて 第4話 最終回(感想)

「わたしがいる場所」

啓一郎(本田博太郎)の手術は、観たくなかったなぁ~。
どうみても喜べるようなものでなかったのだが、
血が止まらなかったら菊地(古谷一行)も危なかった。
術後は何もなかったかのようにさわやかなものになっていたけど、
こんなのを観てしまうと・・
うかつに手術などしたくなくなってしまうし、トラウマになってしまいそうであった。
どこから出血しているのかわからなくて、焦りまくりパニックになりかけるなんてほんと怖かった・・。

まぁ金の卵世代とはいえ、、啓一郎の人生の背景と、菊地の背景も違うのだから、
安心しきってしまうというのもどうかと思うけど、
同じ時代を共有していたということが、何かとてつもなくオールマイティのようなものになってしまうのかもしれない。
あなたが居てくれたから手術をしようと決心できた・・とも言っていたけど、
そんなことでも、かなり手術には抵抗があったという菊池さん・・。
血が止まらなかったら弥生(瀧本美織)の笑顔ももう、二度と観れなかっただろうなぁ~。
あぶないカケともとれる手術をまたしても、一看護師に委ねられたようなものなので、
ドラマ的にもおかしな展開になってしまっていたようだった。

いい子じゃないと言われることに抵抗があった弥生と、
冒頭の母親は通じるものがあって、
弱さというか依存してしまうような心理が描かれていたけど、
ふと自分はどうなのであろうかと・・思わせるドラマでもあったと思う。

何かに依存してしまうという、囚われてしまうという心理は、
菊地もそうであったのかもしれないし、
さらに啓一郎も医師としてこれまで築き上げてきた名声に囚われていたのかもしれない。

そんなわけで、はじめは自分の世界にいた弥生が、藤堂(鈴木保奈美)や菊池によって一歩踏み出すことができ、そして他の人も助けたいと関わって行こうとする弥生が清々しかったなぁ。

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