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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

ゴーストライター 9話 感想

「天才復活か?退屈で平和な日々の果てに」

世間を騒がせたゴーストライター騒動が落ち着いたということで
前半は淡々とその後が描かれていたけど
川原(水川あさみ)と元恋人のことや・・
リサ(中谷美紀)と母親のリサエピソードやら
リサと息子、美鈴(キムラ緑子)の様子・・
そしてリサと川原のその後の様子などがもれなく描かれていて・・
ちょこっとだけ退屈でもあった前半・・。

それにしてもまさか川原が書けなくなるとは、早すぎるようで意外でもあった。
まだまだこれからだと思うのに・・ともあれ川原の背景が早くも変ってくるとは驚いた。
ゴーストライターということでも追い風に乗っていた川原。
しかし、リサのファンもいることでも、そりゃ~バッシングにあうこともあるだろうし
川原の立ち振る舞い方に、ふに落ちないファンもけっこういるってわけなのだろう・・。
高校生の共犯じゃね~には、なるほどっと思ってしまうばかりであった。(笑)

ゴーストライターをやらされていたと裁判になったとしても
世間から見たらそういうものだと思うし、
そこまでして戦う図太さのようなものが、次第に戦略的乙女作戦も色あせて、表に出てきてしまったのかもしれない。
それにしても、書けない展開は、ちょっと違和感・・。

小説家としてのリサは世間の出版業会のイロハをよく知っているベテランでもあるから
このへんはお手の物なのだろうということが、よくわかるのもよかった。
書けないことでの苦しさは本を書く小説家だけが、味わう苦しさなのだろうから
同業者は同業者という仲間意識のようなものが、あのラストの川原との間に生まれたかもしれないなぁ・・。
一人の人生を狂わしてしまった後悔もあるとしても
書くものだけが知る出版業会の冷酷さとか、締切に追われる苦しさとか
書けなくなる苦しさとか、書かなければならない苦しさを、分かってもらえる唯一のまさに
朋輩じゃ~ってことなのだろう。(笑)
なんだか家族を超えた強い繋がりが見えた気がしたラストであった。
せっせとリサの名前を川原に書き換えるのが、チームリサというかんじ。持ちつ持たれつ・・。(涙)

それにしても、書くことが苦しいのではなく、苦しいから書くというリサの言葉や
書くことで苦しさが癒されていくのだ書かなけらば生きていけないのだというリサには
母親の影とともに大きな決して潤うことがない闇を感じるところであった。

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