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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

なかなかよかった~ 「時計屋の娘」 の感想

「時計屋の娘・あなたは私のお父さんですか−止まりかけた人生が再び動き出す」

(脚本)池端俊策

(キャスト)沢尻エリカ 國村隼 桐谷健太 木村文乃 中村勘九郎 友近 小林稔

粛々と淡々としていて、奥深さのある・・なかなかいいドラマだった。
脚本とストーリーがともかくよかったけど、それぞれの役者さんも含めてついウルウルっとしてしまったことでも魅了された。
特に時計屋の店主の秋山守一 (國村隼)を演じる國村隼さんには、引きつけられてしまった。
腕のいい時計屋ということでも頑固者であり、商店街の集まりも好きではないし、話しをすることも苦手だけど、
ともかく職人らしいコダワリのある人物像はしみじみ惹かれてしまった。
シブく落ち着いた語りも、研ぎ澄まされた秋山の雰囲気を出していてともかく、よかったなぁ~。
つまり、秋山と宮原リョウ (沢尻エリカ)との心の交流という内容からも、秋山との交流を演じる沢尻さんが好演していたということでも、二人が話している場面がともかく好きな部分になっていてよかったです。

秋山の元に昔つきあっていた国木知花子 (木村文乃)の娘の宮原リョウ (沢尻エリカ)が、突然転がり込んできたことで、動き出し始める秋山の人生が、リョウの母の形見である壊れた時計が動き出したことと、重なってくるのも面白いところだけど、
リョウの清々しさや甲斐甲斐しさや、切なさなど、
娘なのかもしれないと思わせるような雰囲気が、そこかしこに出ていたこともかなりよかったなぁ~。

秋山が実の娘ではないことを知ったときの「事実は知らせないで欲しい」という決断は、やはりじ~んと来た。
ケヤキの木を守りたいという会での秋山のケヤキへの思いを語り始めるところもよかったし、ケヤキの木で秋山と知花子の思いが繋がっていたようなかんじもよかった。
そんなエピから、リョウが植木屋の仕事を始めると言いだし、秋山に時計屋を閉めずに、地道にやっていって欲しいというリョウの言うとおりにする秋山でもあったんですね~。
確かに千花子の娘であると実感している秋山の心に花が咲いたことは間違いなかった。

「長生き」「幸運」は、ケヤキ花言葉であるけど、
ピュアーな幸せを感じるドラマになってましたね。
母親を亡くして一人ぼっちで、さらに謝金とりに怯えるという設定からも、このドラマは沢尻さんありきなドラマにうまく仕立てたと思うけど、そういう面からもあっているリョウで、よかったの一言でした。

あとがき

このドラマを観る前に、横浜中華街を食べ歩く、安住紳一郎アナのぴったんこカンカンや、鶴ベーさんのAスタジオに出ている沢尻さんも見てしっまったわけだけど・・。
ちょっと心配な部分が横浜ではあったので、感想が難しくなってしまったかんじ・・。

ちょっとまだギャップを感じるみたいでした。

でもドラマはほんとよかったです。

 

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