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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

鍵のかかった部屋 第7話(感想)

「今回は、密室が破られません」

今までの事件は、密室を解く。 アリバイを崩す。 動機の解明。という三つを成立させることだったことからも、今回はちょっと違うかんじを受けたけれど、芹沢豪(佐藤浩市)の毎回関わる様子もついでってかんじになってしまったみたいで、微妙に違和感のようなものもかんじられてしまったことは、、今ひとつ盛り上がらなかったような気もするところ。

ラストの「どうして教えてくれなかったんだ。。」と言うように芹沢が密室に興味がある様子もなんか不自然にかんじられて、もう少し必然的な要素で納得いくものが欲しかった気がするけど。。やはり佐藤さんによってドラマを引き締めるということも担っていることからも、ちょっとしたブレも目立って見えてしまうというわけなのかも。。。

今回、田舎ということで座敷わらしを持ってきたり、恐々しそうな要素を持って来きたことがよかったけど、、ちょっと青砥純子(戸田恵梨香)の目線でトイレに行くというオーソドックスな事柄が見れたこともおもしろかったし、夢に出てきそうなリアルっぽさが恐々しくてつぼるところでした。。。
こうしたこわ~い映画やドラマは、美人って決まっているようにも思うけど、なんで美人がやると受けるのか、、普遍的な課題かもしれないな~とも思ったり、、やはりなんか美との関係があるようにも思えるので、どうせならもう少し田舎ぽいオーソドックスな日本的怖さでもって純子が恐々ビビリマクルところも観たかった気もする。。。

違和感というと他にも毎回従順すぎる榎本径(大野智)ぶりに納得できにくいものがあるけれど、ロボット的な様相は味気なさを感じてしまう要因にもなっているので、もう少し生活感というか、鍵オタク的なうれしさみたいなものを出してもらいたいし、不平の一つぐらいあってもいいと思うけど、、、そこは芹沢の魅力的な暑苦しいような人間臭さでもってど~んと中和していることもあるので、うまく全体的にすっきりまとまってしまうわけだけど、いわばうまいこと化学変化が進行しているといったドラマというわけなんでしょう。

「怪談がどうも苦手でさ~昔、子どもの頃に。。」といってあれこれ田舎へ行かない理由をこじつけてくるのもありだしと、、やはり芹沢のキャラで空想できるのもおもしろいところだけど、謎解きの固いイメージを引き戻すといった役割も担っているというわけなんでしょうね。
謎解きに興味があるということでなく、単に楽しそうな二人の会話だったり、、一人置いてきぼりを食ってしまったことが、どうにもあれこれ嫉妬してしまったってことだったのかもしれないな~

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