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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

タイトロープの女 第5話(感想)

パンドラの箱

ここまで来てまさかの展開でした。
ようやく、由梨(池脇千鶴)が社長として、カラーワイヤーという夢が一つ叶い始めたという矢先に、
こういうことになってくるとは、ちょっとがっかりしてしまう展開でした。

このまま由梨と恭子(高岡早紀)が少しず近づいてゆくという内容を期待したのに、どういうことなんでしょうかね。
まだ試練が足りないというんでしょうか。
(結果的には二人で共に家族として暮らしてゆくってことは見えているんだけど。)

こうなると、由梨ちゃんに肩入れしたくなってくるし、
脚本家さんのドS気質によるところが大きいんじゃないかって、思えてならないんですね。(笑)

考えるとこのドラマ、はじめから災難続きな由梨だったわけで、
父の死、失恋、会社の危機、さらなる粉飾決算の浮上と、何度も何度も短期間に災いがどっと押し寄せるばかりで、さらに今回のような「実の父ではなかった」なんって、
まったくひどすぎる話でした。

ここまで来るともう、どうでもよくなってしまうというものだけど、
いったいどうしたいのかがわからないというのがドラマの内容よりも先にきてしまう。

しかし、今回二人は同じスタートラインについたってこともいえるのかもしれないというかんじでもありました。

つまり、すべてチャラにするために、電気ショックでもって、
すべて吹き飛ばしてしまおうってこんたんだったら、怖いけど。。

どうも、全ては父と母の出会ったことに由来するらしく、
簡単に言うと、お腹の子を受け入れることがなかなかできずに悩んでいた父親は、
救いを求めて恭子の元にいき、母を捨てたということだったんですね。
こうなってくると誰も勝者ではないし、負けたわけでもないということは理解できたけど、
いわば一緒になってしまったことで、「これ以上一緒にやっていくのは無理」と由梨の気持ちも、
わからないわけでもないというかんじでした。

次回、ラストということだし、どうこの問題に由梨、恭子たちが向き合い、答えを出してゆくのかというところが見所になってくるというわけなんですが、
今回のパンドラは必用なかったようにも思うし、由梨と恭子がお互いを必要としてゆく上でも、
特に問題なかったように思える点、ただおもしろいからパンドラの箱を用意したってところが正解なんでしょうかね。(笑)

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