「水蜜桃」
やはりしっかりと描かれていて、思わずつい笑ってしまうような内容は嵌るばかりです。
木南さんが演じる火田の特に変わったところはなくとも、おもしろいというのは、
静かな笑いに満ちていて、さらにお色気ちょっことというのがいいかんじです。
田山涼成さんの怪演がすごかったけど、こんな田山さんも観た事なかったし、
なんともおもしろいやら、せつないやらで、全てをかけたような演技にも釘付けにされたけど、
言ってみれば、田山さんありきな回だったということもできそうなくらいでした。
最後には、火田の特技を家の人に知られてしまうということで、
そこの家を去らなければならないわけですが、なんとも田山さんの迫真の演技がなんともで、どう表現したらいいのか言葉が見当たりませんね。
意外と言えば意外なキャストだったりして、キャスティングもやはりおもしろいです。
毎回萌えどころとしては、やはりお風呂シーンですが、静まりかえったお風呂に、
ぽつんとひっそりしているだけでも、絵になってしまうし、つぼるばかりでいうことなしです。
水蜜桃を家族からどうにもかわいそうなくらい馬鹿にされている、主人(田村)にこっそりといっしょに食べましょうかっていうところも、火田のやさしい気持ちがあふれていていいところでした。
静かな笑いは、やっぱりなんともくすぐられます。