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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

妄想捜査 第2話(感想)

「美女達の(秘)連続消失トリック!!超常現象ミステリー」

このドラマ、主人公の幸一(佐藤隆太)を見守る女子大生(神野仁美)役の桜庭ななみさんが実にぴったりな役柄でおもしろいわけですが、ともかくダンボールハウスに住んでいるってこと自体奇想天外でつぼるばかりで、そんな大きな見所のハウスの様子が少なかったことがちょっとがっかりだったと言えばがっかりだったけど、もう少し観たいというのは大方の意見でしょう・・。
そもそも、今回の回りまわる連鎖からくり事件は3人ぐらいでまとめてしまえばよかったくらいだったんだけど・・、あれだけ連鎖しているのもわざとらし~限り、長々と描かない方が納得いくというもんでした。

仁美がともかく、体操をしていたりとか、不意に表れたりとかいろいろ出てくるのはいいかんじだったけど、ミステリーサークルの代表という木村都与(倉科カナ)もやっぱりおもしろい味があって、
鰻のタレが手に入ったからと、後輩の仁美がパンを網で焼いているところへ差し入れに来たり、そのタレをつけて食べている仁美だったりとかが、ふうん~~なんともつぼりるポイントで言うことなしです。
そんなおもしろいところをもっとみたいわけですが、1話では何気に幸一の心を読んでいたのに、今回は、そんな気配もなかったのは、一時の気まぐれだったのでしょうか・・。(ブレポイント。)

やっぱりこのダンボールハウスに住んでみたいってなもんだけど、可愛い部屋を探せばいいじゃないかっと突っ込みを入れる幸一に対して、「雨が降ればこのダンボールの屋根がちょっとユガンでくるほど可愛い部屋がある?」というのも、まさに仁美語録パワー全開ってなもんで、桜庭ななみさんや、倉科さんのシーンがもっとあったらな~って期待しないわけにはいかないところでしたね。
そういうわけで、桜庭さんや倉科さんの持ち味が生かされていることは言うことなしですね。

そもそも幸一(佐藤隆太)がだめな自分からスタイリッシュな自分になることを目指し、特技ともいえる妄想を武器に事件を解決することで、それを手に入れようっていう話であるけど、
幸一の根底部分にある孤独感や、子どもの頃からの一方通行な友だち関係に象徴されるような、どうにも愛情や友情といった事柄から離れすぎた人生によるものが、最後に幸一の反発エネルギーとなって炸裂して事件をまとめてゆくというわけなんだけど、誰もが抱える課題のような気がしてしまうし、やはりって何かくすぐられる要素で出来ていることは。納得できるものがありました。

幸一のそばにいる仁美が、そんな幸一に興味があるというかんじだけど、ダンボールハウスに住み着いているという変わり者からしても容易に理解できるし、兄思いな妹っというかんじもしてきて、そんな神野仁美のところも好きな要因の一つになってしまうようでした。
事件の方はやっぱりってかんじはしてくるわけですが、そこそこおもしろいと思えるので、期待していきたいところです。

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