「殺しのワインいかがでしょう?」
面白かったかというとそれほどでもなく、75%ぐらいというかんじでした。
無難なドラマといえばそうだと思うし、みなくてもいいといえばそうかもしれないというぎりぎりなかんじですね。
その後の30%はどこがいけないのかというと、それはわかりやすいと思いますが、つまり、パターン化されているこのドラマでは、
前半の風祭京一郎(椎名桔平)と宝生麗子(北川景子)の刑事な部分は、どうも1話から御曹司(椎名桔平)のぼけるさまがいまひとつなところや、
後半の宝生と執事:影山(櫻井翔)では、影山と麗子のおきまりパターン化したところの部分が納得できるものでなかったという点でした。
影山が「なぞときはディナーの後で」というところからなぞときが始まりますが、
その前の部分もきめ台詞がふんだんに使われていて、それがどうも今回は「お嬢様の目は節穴でごさいますか」と変えてきてみたもののそれほどでもなく、1話ほどおもしろさがなかったことなどですね。
それから影山と対立するお嬢様キャラがけっこういいので、そこを広げてくるのかと思っていたんですが、
ほとんどそういうかんじがなかったことは、ちょっと残念でした。
影山が少しお聞かせ下さるとなぞが解けると思うのですがと言って、しだいにお嬢様がむか~!(笑)となるわけですが、、
首くびくび~と首にしてみたものの、、どうしてもなぞが知りたいので、影山に無念の挫折。。とか
あれ。。ここはけっこう対立してたんだ~☆
そうそうここはよかったですよね~~お嬢様麗子がいいようのない表状を浮かべているシーン☆☆は、けっこうよかったと思います。
と、良いところもあるので見てゆきたいポイントもあれこれあるわけですけど、
お嬢様麗子が事件を解決した後でその真相を知ったことでのやり場のない落ち込む様もいいなぁ~と思いますね。。
今回の事件は心無き金のことしかない子どもたちが父親に対して結託していましたが、
その父親は一人一人をそれこそ大事に思っていたけれど、ワインに入った毒にだまされたと知ったときの思いというものは、量り知れない悲しみだったということですね。
事件のここは見所だったと思うし、むしろここがメインなかんじにもなっているという気もしてしまうところでした。
そう見てみると、やはりお嬢様麗子が主人公なんだなぁ~と思えてくるし、
納得できる内容になっていると思います。