見ごたえがあった最終回、一波乱、二波乱も用意していたあたりは見ごたえ十分であったし、真琴(吹石一恵) ぶりが発揮されていたことも良かったです。
バラ色の聖戦ということでなんか違和感をかんじるネーミングは、気になっていましたが、
まさに最終回を見てみると、真琴の戦ぶり、奮戦振りは、後には引けないバラ色の聖戦でしたね。
離婚を決意した真琴は、振り切るにしても少しは可能性とかいろいろと打算もあったんでしょうけど、
「妻は誰でもできるかもしれないが、
真琴という自分を生きるのは自分しかいない。」
と旦那に話すあたりは、しっかりと生きるべく道を示していたし、今までの自分に言い聞かせていたのでしょう。
それぞれの役者さんがいいかんじに役割が分かれていたという印象ですが、夫との離婚も「正義の戦い」というかんじでは、聖戦なのかもしれません。
いや、真琴自体が「輝ける生き方」を見つけることがつまり、まとめて聖戦ということなんでしょうね。
華やかなドレスで一際真琴が綺麗で、うっとりするばかりでしたが、いままでの波乱なあれこれが嘘のようでもあり、もう、痛快でした。
吹石一恵さんのようにこう絵になる人(華やかさ、毒々しさ、色気を併せ持つ人)というのも少ない気がしますね。
紗良(芦名星)もけっこうふてぶてしい悪役ぶりでしたが、どこか寂しさがあるところは憎めきれないというかんじもしてよかったです。
二転三転しながらのラストは、ハラハラワクワク見応えも十分でよかったです。