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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

剣客商売「手裏剣お秀」感想

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年末時代劇スペシャル 剣客商売「手裏剣お秀」【池波正太郎人気シリーズ第5弾】 

観てない秋ドラマが多々ある中、ともあれリアル視聴優先な時期になってしまった。
とくにスペシャルドラマは生ものという感覚が強いことでもつい観てしまうわけだけど、やはりこの時期に観ないと味わえないものがありますよね。

で、今作は今までなんとなく見かけては観ていたドラマであったのだが、シリーズ第5弾ってことですね。
藤田まことさんが主演だった頃の記憶もまばらであるけど、北大路欣也版も何回か観た記憶があるとしても、やはり一番突っ込みを入れたいところは、貫地谷しほりさんの色気が足りないこと。(笑)

ともあれお秀(比嘉愛未)がかっこよかったし、凛々しかったことでも、満足。
時代劇の面白さはやはり派手な立ち回りで悪を成敗するところでもあるが、
ほろっと親子の情といったものを主軸に置いているのもやはりいいですね。

登場人物たちはほぼ横の系列で並べることができるけど、お話しがその階層を行ったり来たりしていることでもわかりやすいし、話も明快なことでも時代劇の良さとなってますね。

その中心にいるのが秋山小兵衛(北大路欣也)、秋山大治郎(斎藤工)とそして秀。
今作でそろそろ大治郎の花嫁候補が現れたかと思えるのもよかった。w

秀の手裏剣の威力がすさまじかったってことなのか、ちょっとした動きを察し瓜を盾に身構えるのも面白い。(笑)
わざと手裏剣を投げさせ息子がどう受けるかを確かめる父親というのも可笑しかったなぁ。
(まぁ、秀の腕前拝見というところでもあったが。)
(というよりまだ遠い敵か味方かわからない者に投げるというのも、どうかとも思うが。w)
ともあれお家騒動が絡む訳あり娘でもあったから、小兵衛としては花嫁にはふさわしくないと思ってはいるのかもしれないですね。

ラストのあたり、この二人がお似合いではと思ってしまったが、若さ溢れるそんな二人なことでもさわやかな風となってくれたことはよかったです。

古臭いとちょっと敬遠されると思うことでも、もう少し息子の出番も増えたほうがいいのかもしれないのだが、あまり出しゃばると目立ちすぎることから、これぐっらいがちょうどいいのかもしれない。

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