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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

透明なゆりかご 第6話 感想

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「いつか望んだとき」

いつか望んだときというタイトルからもちょっと難しいお話しとなっていたかなぁ。
倉田亜紀(西原亜希)は不妊が続いていたけど、漠然とした世間的なものや、子供を早く観たい親などのプレシャーからも「産まなきゃ」という気持ちに追い込まれていたようだけど・・。

紗也子(水川あさみ)もまた同じように、仕事を続けていきたいけど、産めるのだろうかとか、夫への気遣いなどからも産まなきゃという境地になっていたことでも、二人は気持ちを共有していたようでもあったなぁ。
「産まなきゃ」でなくて「産みたい」だよね・・と当たり前が出来ていないことを分かり合う二人がなんだかよかった。

今回のタイトルはいつか望んだときであるけど、これってなんだろうか?とちょっと分かりづらかったのだが・・
何度か見直したのだけど、やはり、中絶と自然分娩は同じなのだという由比(瀬戸康史)先生の、望んだとき・・次の出産の為に処置を丁寧にするという解釈のことのようだったかなぁ。

やはりハルミ(モトーラ世理奈)のエピソードは物悲しいのだけど、
重吉(イッセー尾形)の思いやりというか長年培った産婦人科の業というかそんなものが、ハルミを優しく迎えて、優しく何もなかったかのように送り出すのも、ただただ圧倒されっぱなしであった。
初めは戸惑うアオイ(清原果耶)であったが帰る頃にはなんだか穏やかな気持ちになっていたことでも、二人の人柄に納得できる何かを感じたのだろうね。
あの台に乗ったら・・と、もう二度とここへは来たくないと煽っていた重吉だったが、あ!相撲見損ねたって、すぐ切り返す様子もただ漠然と生きてきたのではない気配が感じられてもいた。

やはり、由比先生と同じようなことなのだろうけど望んだときのために次のための処置をしたということなのだろうなぁ。
ハンカチエピソードが老夫婦の今の原点となっていたようだけど、
やはり悲し過ぎる出来事だった。

何も言わずに受け入れてくれるって・・大切なのだなぁ。
そろそろ9月ってことでもそんな所があったらっと思わずにいられん。

ハルミに付き添ったことでも、赤ちゃんは何かしら残していくのだということを学んだアオイ・・。
とにかくちょっと大人な同年代のハルミちゃんから吸収したものがけっこうあったようでもあったか。
ハルミの過去を知ったことでもいろいろと考えることがあったのだろうけど、アオイはいつも人を受け入れる温かな心をもった娘さんであることがほんといい。

それにしてもアオイがハルミに出会ったエピソードはまるで・・天敵。(笑)
あんな子怖いよね。(笑)

バラを折った事をバラだけにばらす、、とか言ってるハルミの独特な喋り方もインパクトがあってよかった。

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