デジタル遺品を削除する仕事は、たださらっとフォルダを削除してしまえばそれで仕事は終わりなのに、
なかなか即削除できない案件が多いことでも、祐太郎(菅田将暉)が呼ばれたんだろうね。
しっかり溶け込んでることでもあえてその辺も感じられなくなってるけど、なかなかいい仕事をしているというかんじ。
ともあれ色々なケースに出っくわすというのは面白いと少しは思う今作。
ただちょっと今回は寂しいんだよね。
心臓が弱いことでも生前葬をしていたようなかんじだったが、友達、仲間というものを強く意識している様子と、家族との決別した背景が対比していたのが印象的。
やはり、なんだか重々しいエピソードであったが、実は友達と愉快に暮らしていたということでも、やはり、家を飛び出したとしても親には理解してもらいたかったってことなのだろうかね。
消すのはやめるというメッセージは、両親へ自分のことをしっかりわかってもらいたいと、やはり最後は思ったんだと思う。
いい曲を作っていたようだし・・繊細さがなかったら音楽なんて作れないはず・・。
そんなふうに思われて仕方なかった。
業界から干されたとしても裏で音楽活動をしているグループの一員だった依頼人であったが、もう少し明るいものがあってもよかった気もするのだけどね。
girlsバーもまるでお通夜みたいだった。