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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

「スニッファー 嗅覚捜査官」SP 感想

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2016年の秋に放送された今作のスペシャル版。
それにしても観たい刑事ものがあまりなかった冬ドラマでもあったのだが、エンタメ感も満載でさらにかなり手応えのある今作なことでも、ほんと久々にスリルを楽しめたなぁ。
小向(香川照之)と華岡(阿部寛)の二人の濃い面白さを満喫できました。

一応やはりスペシャルドラマということでもHPを覘いてみたけど・・なるほど!今回はオリジナルってことだったかぁ~。

今作の最終回では、オリジナルのウクライナ版がシーズン3を制作中ということだったから、もしかしてシリーズ化も視野に入れてのスペシャルドラマってことなのかもしれないなぁ。
それで今回、警察庁のキャリア・・七条香奈(波瑠)が新たに登場してきたってこともないだろうけど、「スニッファー 嗅覚捜査官 2」も出来たら期待したいですね。

それにしても女性陣の登場が多かった気もするというか、やけに前の妻の片山恵美(板谷由夏)が出てきたり・・。
訳あり風な・・七条が描かれていることでも・・その度合いも濃かった気もする。

で、物語をさ~とおさらいすると・・
岩渕幸雄(松尾スズキ)は薬害を起こした張本人としても、薬の開発を強行させた藤森泰三(西村まさ彦)の下、飼い殺し状態でもあったから、その危険性もあまり調べることもできなかったということだったかなぁ。

そして、妻をそのことでなくした佐伯誠二(丸山智己)と組んで、炭そ菌を使ったバイオテロを計画し、藤森に全てを誤らせたかったということだったよね。
見事に謎の匂いがするっていうのは、炭そ菌からの二次的な匂いでもあったわけだけど、世の中に臭わないものはないという華岡のスペシャリストぶりも可笑しく描かれ、さらに元知り合いでもあった岩渕とも絡み合ってもいたから、見応えもマシマシであったなぁ。
佐伯だけだったら・・ちょっと物足りないものになっていたと思う。
小向が今回お役御免となって、さらに犯人に拉致されてしまったが、今までにもそのような展開はあったことでも・・感情を読み取る汗や涙とかの匂いが決めてとなっていく様子も楽しめたのもよかった。
ほぼ半分は今までのようなものを基調にしてきたと思うけど、後半分はちょっとばかしよくありがちな展開であったとしても・・我が道を行く呑気そうな華岡と、振り回される小向の面白さが十分出ていたから、味わい深いものになってなかなかよかったと思いますね。

できたら女刑事の早見(高橋メアリージュン)の活躍ぶりが、もう少し観たかったのだが・・あのラストの贈り物はもしかして・・彼女ってこと?

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