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勝手気ままなドラマ感想記

『眩(くらら)~北斎の娘~』感想

★日テレ、フジテレビのドラマのホームページで放送後一週間無料視聴できます♪

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www.nhk.or.jp

◆◆◆概要◆◆◆

2017年9月18日(月・祝)NHK総合よる7:30~8:43

アメリカの有名雑誌が選定した「この千年でもっとも重要な功績を残した100人」
そこに、日本人として唯一選ばれた「葛飾北斎」。
その天才画家・北斎を陰で支えつつ、晩年には独自の画風にたどり着いた北斎の娘「お栄」。
お栄の半生にスポットを当てた、直木賞作家・朝井まかて氏の小説『眩』を4Kドラマ化。
大河ドラマ篤姫」(2008年)以来9年ぶりの共演となる 宮﨑あおいと長塚京三が画家の父娘を演じます。

【原作】朝井まかて「眩(くらら)」 

眩

 

【脚本】大森美香
【音楽】稲本響
【出演】宮崎あおい,松田龍平,三宅弘城,余貴美子,野田秀樹,長塚京三 ほか
【あらすじ】
江戸の天才絵師・葛飾北斎の三女として生まれたお栄(後の葛飾応為:宮﨑あおい)は、町絵師と夫婦になったものの、箸を持つより絵筆を持つのが好きで、父であり、師である北斎(長塚京三)の元に嫁ぎ先から戻ってきた。
そこから「超えられぬ高き壁・北斎」の絵の手伝いが始まった―。

そんな中、お栄は北斎の門人である絵師・善次郎(溪斎英泉:松田龍平)にだけは、苦しみや悩みを話すことができた。
それは思うに任せない、「出戻りお栄」の密かな恋心であった。

北斎という絵に魅入られた男を尊敬し、影で支える絵師として働き続けるお栄。
そして北斎の代表作である「富嶽三十六景」が完成した時にも、そばにはお栄がいた。
父が高齢となり、思うがままに筆を動かせなくなってからも、お栄は父の「影」として北斎の絵を描き続ける。
北斎は眩しい光、自分はその影でいい。そうしてお栄は絵を描き続ける。

やがて時は過ぎ、心の中で常によりどころであった善次郎そして、北斎もこの世を去る。
60歳を過ぎたお栄は、一つの真実にたどり着く。
「影が万事を形づけ、光がそれを浮かび上がらせる。
この世は光と影でできている」――

(HPより)

『眩(くらら)~北斎の娘~』感想

作風としては2011年放送の「蝶々さん」の方が趣があって好みであったかなぁ。 

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こちらの「蝶々さん」は前後編と別れての放送であったことでも、見応えがあった記憶がある。
蝶々さんの宿命というものがしっかり描かれていた。

北斎の娘の方であるが、芸術への飽くなき探究という点からも、
どうも内面的なことでもあるという点が違いといえば違っていたし、
終始父の北斎との関係なども描いてもいて・・
どこが落としどころになってくるのかが鮮明でもなかったようにも思うのだ。
映像美はかなりのものであったことは確かであるけど、
何か物語り性が足りなかったという点がやはり残念かもしれない。

篤姫」の父役であった長塚京三。

そして「舟を編む」の松田龍平ってことでも、コチコチに固めてきたといったかんじ。 

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このキャスティングは誰が選んだのかわからんけど、
どうもやり易いように・・というかんじもしなくもない。

魅せる場面を知り尽くしているといったスタッフ陣でもあるが、
とにかく宮﨑あおいの魅せ方に精通しているかんじでもあるなぁ。

とにかくこのドラマは、エネルギッシュであったことでも、
そんなパワーに押し切られるばかりでもあったなぁ。

命尽きるまで、画への情熱を燃やすということになるけど、
尽きることのない探究心と越えられない父親への思いなども描かれていたことでも、
不変的なものを描いてもいたと思う。

とにかく描かれる全ての物が別次元というか、本物志向であったことでも、
その映像の質には感服するばかりであった。
火事で燃え盛る遠方の赤色。
赤く染まった空には圧倒されたし、
火事だとわかった瞬間に、外に飛び出して火事場の赤を心に焼きつけに行くお栄(宮﨑あおい)の姿も新鮮であった。
凛とした表情はやはりこの人だなぁ~となった。

凛とした表情を浮かべるあたりには魅了されたけど、
やはり宮﨑あおい、長塚京三の迫真な演技ってことでも
終始圧倒されるばかりで、ただただ凄かったなぁ~というかんじ。

良い意味でも悪い意味でも迫力があり過ぎた。

ドラマの作品としては良く出来ているとしか言いようがない。
連続ドラマの安っぽさとは違っていて、
これぞ本物といったかんじを味わえたことは、ほんと観てよかったと思わせるものがありましたね。

伝記的な内容になっていたとは思うことでも、物語性があまり感じられなかったことがやはり、物足りなさとなったかなぁ。

出演補足

お栄(えい)/葛飾応為(かつしかおうい)…お栄(宮﨑あおい)
葛飾北斎の三女。一度は絵師に嫁ぐものの、夫より自分の絵を優先する態度が災いし父の元に出戻る。その後は北斎の最晩年まで二人三脚で北斎の画業を支え、北斎亡き後も死ぬまで絵師として生涯を全うする。

池田善次郎…松田龍平
美人画の名手「溪斎英泉(けいさいえいせん)」として一世を風靡する絵師。北斎を慕って出入りし、お栄とは幼馴染のような関係。お栄は密かに想いを寄せるが、放蕩無頼な善次郎は別の女と所帯を持ち、やがて絵師をも辞めてしまう。

弥助…三宅弘城
北斎の一番弟子としてお栄と一緒に長年北斎を支える。その後絵師として独立するが、最後まで北斎に寄り添い、最後の作品となる「富士越龍図」の完成にも立ち会う。

滝沢馬琴野田秀樹
曲亭馬琴(きょくていばきん)」を名乗って多数の作品を残した戯作の大家。北斎とは長年合作し、一番多くの挿絵を描いてもらったが我の強い両者はやがて喧嘩別れする。しかし北斎が病いに倒れた時、真っ先に駆けつけたのは馬琴であった。

小兎(こと)…余貴美子
お栄の母。先妻を亡くした北斎に後添いとして嫁ぎ、お栄と弟を産む。描くこと以外に無頓着な北斎とお栄を理解できず、娘の人並みな幸せを願うが、北斎を残し病死する。

葛飾北斎…長塚京三
今や世界にその名を残す天才絵師。当時も浮世絵の大家として多くの門人や門弟を持ち、創作意欲旺盛で驚異的な数の傑作を世に残した。百歳を超えるまで画業を追求することを願い、晩年は自ら画狂人と称した。

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