3月12日日曜 NHK総合1 午前0時50分~ 午前1時39分
第3話あらすじと概要
一択(峯田和伸)のおかげで少しだけスプーンが使えるようになった海(住田萌乃)を見て、花(麻生久美子)はバカな一択に負けたような気がしてショックを受ける。一択は調子に乗って花への恋心を告白するが、花は怒りとも悲しみとも分からない感情がこみ上げてきて一択を拒絶した。そんなとき行方をくらませていた花の夫・正志(山内圭哉)が突然現れる。花はうれしそうに夫を出迎えるが、それは幸せな再会ではなかった。
2017年3月5日より、NHK総合テレビでの再放送決定!
2017年3月 5日、12日、19日 毎週日曜 連続8回
3月 5日(日) 総合 午前0時50分から(土曜深夜) 第1.2回
3月12日(日) 総合 午前0時50分から(土曜深夜) 第3.4.5回
3月19日(日) 総合 午前0時05分から(土曜深夜) 第6.7.8回【作】岡田惠和
【音楽】井筒昭雄
【出演】峯田和伸 麻生久美子 住田萌乃 浅香航大 中村ゆりか 勝地涼 山内圭哉 光石研 白石加代子 宮本信子 ほか【内容】
重いハンデキャップを克服したヘレン・ケラーと、彼女に光を与えた“奇跡の人”サリバン先生の実話をヒントに、笑いと涙いっぱいの感動物語を描く『奇跡の人』。
一択は海の「先生」になり、暗闇の先にある「世界」を伝えることができるのか?
そして一択は、花への愛を貫いて「家族」となることができるのか?【初回放送】2016年4月24日~6月12日(BSプレミアムにて放送)
奇跡の人 第3話の感想
花の夫・正志(山内圭哉)が離婚届けを持ってくる今回。
(その前に、ちょうどこのドラマが再放送されてる午前1時頃に愛媛の障害者施設で火災があったわけでもあるが、偶然だろうけどちょっと気になってしまった。)
(劇中の言葉を引用したかみたいな去年の事件もあったことでも・・)
ともあれ、夫の登場で障害を扱うドラマであることが強まったことでも、そう軽々とは観れないというか(これこそ正座視聴?)、手が出せないなぁ~という気持がちょっと強まった。
今回、そう思った理由は、花が離婚届けとお金を夫に渡した後で「それでいいの?」と問いかける場面で、夫が殺しておけばよかったとか・・平然と答えたからなのだが・・。
障害のある海(住田萌乃)のことであるのは間違いないとして、障害を持った親の気持ちも描がいてきたことでも、殺すの二文字が出てくるとは、びっくりっていうか、そこまで描くのでしょうか~ってかんじだった。(その後も正志の海への言葉が容赦なく吐き出されることでも・・辛い。)
単に一択(峯田和伸)と花(麻生久美子)と海(住田萌乃)のつまり、ロックで奇跡を起こせちゃうというような、HPの言葉をそのまま使うと、「笑いと涙いっぱいの感動物語」っていうドラマなのだが、さらに演出的には穏やかなかんじになっていることでも、ここでこんな言葉が出るっていうのは、ちょっと寝耳に水状態でもあったなぁ。
こうなると日本テレビでの水10ドラマのときも、問題視されたりしたので、ちょっと心配にもなってきてしまうけど、どういう目線でこのドラマと向き合っていったらいいのか、夫の登場でその方向性がわかる3話でもあったみたいでもあった。
どうしてそんな言葉を入れ込んできたのか・・バカでロックな生き方を愛し、情熱だけで生きている一択を愛でるドラマだけでもいいはずでもある。
まぁ、ロックが大好きな主人公はしっかり、本質へもしっかり目を向けることがらしさでもあるってことで、やはり生きるのがヘたな夫、ベタなヤンキー夫に(計算してると思うが)、ケンカをふっかけて反対にボコボコにされてしまう手法を選んだってことなんでしょう。
ボコボコをどうとるかはやはり、生きることや語ることが下手な夫の対立を、手っ取り早くして、一択のバカな情熱も一挙に描いてしまうことができるってロック手法とでもいうべきかもしれない。(笑)
脚本家さまは以前、FUNKYという言葉も好んで使っていたけど、今回はロックが貴重てかんじもする。(笑)
それにしても、自分で盛り上がってる一択は情熱の塊でもあるけど、さらに花(麻生久美子)への恋心もだだ漏れだし、海(住田萌乃)への愛もダダ漏れなことでも、この温度差を狭めるには、論破させたら一択らしさがなくなってしまうから、ボコボコを選んだといってもいいかもしれないですね。
ぼこぼこにされながらも・・断じて抵抗をする一択は、さらに切なく愛しいものになっていくのだろう。
一択は情熱でなんでもできると思っている、バカがつく誠のバカみたいなロック野郎でもあるが、現実を生きる花や夫の正志のいわゆる一般的心情とは、かけ離れているわけでもある。
やはり、その温度差が近づいてきた頃に、何かが生まれるんでしょうね。
今回3、4、5話とリアル視聴であったけど、3話がどうも障害の問題を取り上げてきたことでも、一気に感想を書き辛くなってしまったのだが、かなり一択を気持ち悪いとか、バカにしてきたのも抵抗があったなぁ~。まぁ、4話の旅での話しでもあったのだけど。
海の電車の振動が好きになるシーンはともあれ理屈抜きに素敵であった。
ギターの振動が好きになる海もなんともよかったなぁ~。
情熱と時間だけはある一択と、生きることが下手でケンカだけは強い夫が、うまくかみ合えば、なおいい感じになると思うのだが。
(花がバカだけがとりえっていってたことでも)
このドラマどうも描き方までロックのようなかんじかなぁ・・・。