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勝手気ままなドラマ感想記

★5/26中田監督の会見があったようですね。伝説のチームにしていきたい・・も良かった。やるべき課題も見えているようで一安心。

湊かなえサスペンス『望郷』 感想 涙な真実は後から。

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湊かなえサスペンスSP『望郷』9月28日(水)夜9時(テレビ東京

ベストセラー作家・湊かなえ渾身の傑作短編集『望郷』から、日本推理作家協会賞受賞作を含む3編をオムニバスドラマ化。瀬戸内海の島を舞台に繰り広げられる愛憎の物語。

原作:湊かなえ「みかんの花」「海の星」「雲の糸」(『望郷』所収・文春文庫刊)
脚本:「みかんの花」浅野妙子、 「海の星」大島里美、 「雲の糸」小寺和久

Yahoo!ドラマより)

  ・・・ということだったけど、あまりサスペンスドラマというのは、
落ちに向かってひたすらに描かれることでも、ドラマ性が薄く、落ちが悲しいだけなことでも・・あまり好みなドラマではないのだが、今回3話に行くにしたがってドラマ性が強くなってきたことでも、3話目の濱田岳さんの演技には涙が溢れてしまったなぁ。
まぁ、真実を知る人、知らされる人が熱演していたと思う。
そして、それぞれの共通点というと3話とも、「悲しい真実」を後から知ることになるということだった。

「みかんの花」主演 広末涼子

富田美里(広末涼子)が暮らす白綱島市は全国で唯一残る一島一市だったが、対岸の市に吸収合併されることになった。市の閉幕式の会場で、美里は登壇した人物を食い入るように見つめていた。その人物は小説家の桂木笙子(水野美紀)。20年前に島を出たきり、一度も帰ってこなかった憎き姉だ。なぜ姉は島を出たのか。なぜ戻ってきたのか。美里がある疑念を口にすると、重い口をようやく開いた笙子は、驚くべき事実を語り始めた…。

キャスト:富田美里…広末涼子、富田(桂木)笙子…水野美紀奥寺健一…田中圭、宮下邦和…水橋研二、富田達也…中村靖日、富田美香子…田辺桃子、富田美里(高校時代)…山口まゆ、富田安江…倍賞美津子Yahoo!ドラマより)

広末さんが主演であるが、あまり単純な真相(ベタ)でもあったことでも、ドラマ性も薄くて1話はちょっと物足りない感じだったなぁ。
ともあれ岸壁から船を見送るラストは、やはり、走るフォームも綺麗だし、速かった広末さん。(走るフォームに目が釘づけでもあった。)
ちょっと気になって調べたら、やはり、中学校では陸上部で走り高跳びの選手だったということですね。(高く跳ぶのと走るのは違うものがあるかもしれんが。)
某ドラマでも逃げるのが早いわけだ~。(笑)

ラストの見送るシーン、妹の美里(広末涼子)は、姉、笙子(水野美紀)が東京へ出て行ってしまった真実を知ることになったというところぐらいしか高まらなかったかなぁ。
犯人の奥寺(田中圭)ってことでも、観終わってみれば、いかにもってな犯人になっていたのは残念。
島に住んでいると、あれこれ疑われたりとか、届け出るのも億劫になってしまうのだろうか?と思ったけど、真実はもみ合いの結果ってことでも、よくある事故性が強いベタさでもあったのだ。
何か他に殺意でもあったとならば話は別でもあるが、ご自身の原作をドラマ用に無難な物に脚色しているのだろうかと、疑ってしまう内容でもあった。何かが足りないかんじ。

「海の星」主演 伊藤淳史

(2話、3話の脚本がそれぞれ違う人である。)
浜崎洋平(伊藤淳史)は高校時代の同級生、美咲(平山あや)から葉書を受け取った。20年前、洋平の父・秀夫(橋本じゅん)が忽然と姿を消す。事故か事件かそれとも…。毎夜、母(若村麻由美)と一緒に父の行方を捜す洋平は、ある日、漁師の幸作(椎名桔平)と親しくなる。頻繁に洋平の家を訪れるようになった幸作とは、あることがキッカケで疎遠になってしまう。

キャスト:浜崎洋平…伊藤淳史、浜崎佳子…若村麻由美、浜崎洋平(少年期)…加藤清史郎、真野美咲…平山あや、浜崎友美…紺野まひる、浜崎秀夫…橋本じゅん、真野美咲(少女期)…平祐奈、浜崎家大叔父…モト冬樹、浜崎太一…五十嵐陽向、真野幸作…椎名桔平Yahoo!ドラマより)

2話の「海の星」は事件というより、漁師という職業的な苦しみの方が強かったのだが、水死体が網にかかったら、、警察に拘留させれるとか、捕れた魚など売り物にならないという理由があったのも納得できるものがあったというかんじでもあるけど、、、その後、身元を知ってしまったことでも、苦しみの始まりだった。
漁師の幸作(椎名桔平)は、わざと観ないことにしてしまったのだが、どこの誰だか知ってしまったことでも、浜崎洋平(伊藤淳史)の家に魚を届けにいくようになってくるけど、(やはり淡々と事件のようなものを観ていることでも、やはりサスペンスはあまり好きではないかんじ。)

ともあれ幸作はボランティアだと娘にクッキーを作らせたりして、浜崎家へ足を運ぶ日々が続いていて、母親(若村麻由美)の生活を支えなければと、結婚話も持ち掛けたけど、夫が生きていることを諦めたくないという・・気持ちの問題が強かったということのようだった。

2話は、ともかく、漁師役の椎名桔平さんの演技がよかったと思ったけど、伝えなければいけない重さとか、事実を伝えることで、あれこれ自分の身の潔白も示さなければいけないだろうから、そんないろいろ背負った男を熱演していてよかったなぁ~と思う。
自分の息子のように接しているかんじもいいし、洋平(伊藤淳史)とのラストからもやっと救われたようでもあった。

タイトルの「海の星」であるけど、海水を堤防からバケツで勢いよくまいたら、海が光ったけど、夜光虫(海洋性のプランクトン)とかいうやつなのか、刺激で光るってことなのかなぁ?
海の星というタイトルは、父親の事を意味していたということなのだろうか。タイトル的にもやはり、3話の雲の糸がすっきりとまとまっていたと思う。

「雲の糸」主演 濱田岳

綱島出身の人気歌手・黒崎ヒロタカ(濱田岳)は、7年ぶりに帰ってきた故郷で海に落ち、意識不明に陥った。有名になったヒロタカにとって、故郷は知られたくない過去だった。赤ん坊の頃に母の律子(麻生祐未)が事件を起こし、辛い少年時代を送った場所だったからだ。同級生の的場裕也(大野拓朗)の強引な誘いで島に戻ったヒロタカは、盛大な拍手や歓声に迎えられながらも居心地の悪さを覚えていた。彼はなぜ海に落ちたのか…?

キャスト: 磯貝宏高(黒崎ヒロタカ)…濱田岳、磯貝亜矢…内山理名、的場裕也…大野拓朗、真知子…渚あき、渚社長…河西健司、磯貝亜矢(高校時代)…井頭愛海、司会者…寺井文孝、先輩…山崎まさよし、的場社長…西岡徳馬、磯貝律子…麻生祐未Yahoo!ドラマより)

この3話の中で一番ストーリー性が感じられたことでも、けっこう良かったと思うけど、やはり、淡々とサスペンスってかんじより、物語性が感じられる方が、より「ドラマ」だと思うのだ。
淡々としていたら、バラエティの事件などに観られる、事件再現ドラマみたいな陳腐なもんになるということ。
まぁ、それぞれ物語性はけっこう入れ込まれていたのだが、やはり、3話の濱田岳さんのなりきった演技は引き込まれたなぁ。
ともあれ物語すべて後から、主人公が真実を最後に知ることになるのだが、
母親が父親を刺した理由は、、赤ちゃんであった自分を助けるためであったってこととは、かなりのインパクトがあった。
事件があってからというもの島の人達からは、見下されて生きてきた家族であったけど、島を出てミュージシャンとして成功した宏高(濱田岳)は、島に用事で帰ることになったことでも、島の住民たちの接し方のギャップや、母親の守ることを貫いている下向きな姿勢に、翻弄されつつ、葛藤しつつ・・と苦しむことになるというわけか。
うまくこのへんは書けないけど、母親の背負っている真実はともかく、下向きに島で生きていかなければならないことでも、、成功した息子のサインが欲しいという・・要望などには答えなければ、生きることがさらに狭まってしまうということ。
そんな母親の葛藤と息子としての葛藤と、それぞれを追い詰める見えない空気というものが、迫力あるもののとして描かれていて、見応えとなっていたと思う。
父親の事件の真実を知ってしまった病室の宏高であったが、外で全て理解した母親の涙も印象深かったです。

島で生きる家族をとりまく事件、事故の真実を、望郷として描かれているのは、物語性を強くしていて観やすかったかなぁ。