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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

重版出来! 第10話 最終回(感想)

やっとドラマの作風やそれぞれのキャラクターに馴染んできたというのに、早、最終回となってしまうわけだ。(笑)
いいドラマだったなぁ~とかんじるときって、大概こんなことを思うものでもある。
これはもうワンクール行くしかないかもね~。これからが楽しみになって来そうなのだから・・。
まぁ、そうなったらなったで、どういうネタでもっと面白く展開していくのか、素人目線では、皆目わからないんだけどね~。
ともかく安井(安田顕)の毒が少しはまた溶け出すところも観てみたいし、クールな熱さを持っている五百旗頭(オダギリジョー)の場面なんかはもっともっと観たい!!し、さらに中田(永山絢斗)が普通の人になっていく過程などとか、今回さらにパワーアップしてしまったようなスーパー三蔵山(小日向文世)先生のその後やら、高畑(滝藤賢一)、絹(高月彩良)のその後なんかも見てみたいのだよね~。ようやく小熊(黒木華)にもなじんできたことでも・・なんだかホワホワット可愛らしくなってきた。(笑)

どのキャラが味わい深くなってきたのだが、今回睨みつぶした顔が渋い安井であったことでも、睨みつぶし過ぎてヒラメみたいな顔になっちゃったかんじもぐ~(^^♪。
曲者といい人がいて世の中うまくいくってことなのだってことでも、野球命な負けると機嫌が悪い和田(松重豊)も、なかなかいい味を出していてしっかりまとめ役となってるのもピカイチであったと思う。(某知事も抵抗する理由が浮世に訴えてきたようだが、去るモノ暴れるばかりとしても、、何かしらイイ面もあるに違いないとして、、悪アガキの困ったチャンにしか観えない。)
ともあれ毒をどこか持っていて、常に主体的に動いている人間の方が興味がわいてしまうのかもしれないなぁ~。
そういう点でも和田と安井はいい飛び道具でもあった・・。(笑)
ラストに三蔵山までも飛び道具になってしまったが、よく飛ぶことったらない・・。(笑)

毒に対して気持でもって小熊が制すこができたのもよかった今回。(笑)
中田はいわゆる自分の中の毒(怪物)に苦しんでいる少々危険な人物でもあるのだ。
危険というか酷い生い立ちであったことでも、毒を中和(怪物と対峙)しなければいけない人間でもあるが、まぁ~ちょっと違いがあるにせよ、ここではエクソシストぽかったので、(え?)そっちで比喩してしまうのだが、、魔除けをする小熊が見事に悪魔と立ち向かって勝ったというお話はよかったよかった・・・。(笑)
ややソフトタッチに描かれていたけど、クビに縄を付けられて生きていたということでも、本当はもっと壮絶なお話になるところでもあったろうに、ヘレンケラー的なお話でもあったなぁ~と思うのだ。
それぐらいな設定でもあったので、今どきこれはないだろう~ということでも・・毒づくもソフトな小熊になってしまったということなのかもしれない。

そんなわけで小熊ぶりがやけによかったけど、一日に二食は絶対に食べてなきゃだめだとか、しっかり寝ないと身がもたないとか、中田を元気づけて、ココロに潜む悪魔(怪物)と対決するあまり身を削っていた中田をしっかりと繋ぎとめナダメルことが出来たことは、ほんとよかった。
私的にはヘレンケラーというかんじがしてきたが、中田設定、、一度で二度美味しいみたいな世界観があるようにも思いますね。

五百旗頭にいつも飲まないのに、今日はよく飲むね~いう和田であったり、ケンカのドサクに紛れて巨人ファンであることを告るのも可笑しかったのだが、
編集者たちの苦労と喜びに満ちたラストの場面は、ともかく全てを集約してもいてとてもよかったですね。

このドラマ、次第によくなってきたのだが、そんなことでも、シリーズ化してもおかしくないですね。原作もあるだろうからね~。

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

中田とアユ(蒔田彩珠)の恋もみたいのだが、あの追う目は、、ロリコンではないよね~?

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