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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

重版出来! 第7話(感想)いい話し

中田(永山絢斗)の才能に嫉妬する沼田であったが、長年目が出なかった沼田(ムロツヨシ)としては、自分との違いを思い知らされたということかなぁ~。
中田の才能に圧倒されるあまり錯乱してしまって、グダグダにわけがわからなくなってしまうのも仕方がないところでもあったと思う。
まぁ沼田は編集者に恵まれずに、作品の良さを分かってもらえなかったのだが、二人がお互いの才能に気が付き、心を許し合えるようになっていく様子は、ともかくいつもならば物静かな役柄ではないことが多いムロツヨシさんなことでも、こんな優しい物静かな男を自然に演じていたからかなり好感が持ててしまった。とてもいい話であったなぁ~と今回ばかりは思う。

涙まで流して感動する中田や、彼の生い立ちエピも、かなりインパクトがあったのだけど、ともあれ人との間のバランスが悪い中田や、言いたいことを言いう中田であるが、その中田が泣いて感動してしまうというのもよかったなぁ~。魂が向きだしというか、飾らないというか、ちょっと興味深い人柄になっているのも面白かった。

もうちょっと早く中田と沼田が出会えていたらと思わずにいられないエピソードなのだが、つまりは、天才は自分の凄さが自らの影によって見えないのかもしれないという心(黒木華)や、五百旗頭(オダギリジョー)の天才はバランスが悪いのだという事柄を象徴しているようでもあったと思う。
才能があっても売れる作家にはなれるかは、編集者次第でもあるということなのだろう。
そして編集者が手が出せない部分があるのだということが、大きいのかもしれない。
沼田が漫画家を諦める問題というのがなんとなく、そのような心と五百旗頭の言葉の中に感じられるのもいいところであったなぁ~と思う。
ともあれまるで子育てのようだという心(黒木華)の言葉が印象的でもあったけど、バランスをうまく修正し、伸びしろを潰さないように、厳しすぎないというのは、ほんと子育てのようでもあると思う。

そういう見方って、他のことでも言えるような気がするのだが、何事においても怒られてばかりでも、甘やかされてばかりでも、伸びしろがなくなると思うのだよね~。
ちょうどいい塩梅というのは、ほんと難しいものなのだろう。

編集者が作家を育てることの難しさや、あれこれが垣間見れるような今回であった。

 

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