「韓国戦は1対3で負け」
技術力ではとくに差はかんじられないチームが多くなっていると思うのだが、韓国チームも日本と同じぐらいであると思うのに、日本は何かが足りないと思う。
(まぁ、キム・ヨンギョンのキャプテンシーが素晴らしすぎたのはハッキリとした違いであったのだが。)
そこで問題なのだなぁ~と感じた点は、どうもいわゆる日本が社畜化してないかってことです。
けっこう練習しているとしても、決まったplayばかりしかやってないのではないか?応用力やら気転を効かすことが大事なバレーなのに、そういったチームワークを築いているのだろうかという疑問?。いわゆるコマとしての社畜化してないかってことです。
勝つためにはデータが必要であると、いまやデーターで攻撃と守備の一番BESTなカタチを導き出している日本のバレーなのだが、そうしたことでも内面のバレーの基本でもある意志の疎通という楽しさがなくなり、表面的な事をやっていればいいってことになりかねない恐れも潜んでいると思うのだ。
負け出すと、なすすべもなく崩れ落ちるのは、どうもパターンだけは出来ても、立ちなおす元がないから、ってことなのではないかってこと。
タイミングが合わないのは練習不足だからではなく、上げるセッターとの呼吸が大事になってくるわけだけど、そこは技術ではなく相性とも言えるような技術と無関係の領域であると思うのだ。一回で決まるようなやわな時代でもないことでも、次はブロードとか、バックアッタクとか連携したplayが決まった時の面白さ喜び、やりたいことを共有できることの楽しさが基本的に必要であると言えるのだが、そういうものがしっかりと今のNipponにあるのだろうか?ということですね。
まぁ、かなり飛躍しすぎな見解であるが、韓国戦での単調なバレーにどうしてもそんなことを感じてしまった。
昔の日本のバレーは、頭ごなしに怒鳴りつけて、体で覚えるのが当たり前みたいなかんじであったようだけど・・今は違うとも思うけど・・。
そもそも火の鳥Nippon・・・一丸となってなどと言っているけど、どこのチームでも一丸となって戦うなんっていうのは、当たり前のことでもある。
今迄そうしたチームワークが皆無とは言わないが、なかったから今頃になって大声でそうしようと言っているように聞こえる。
バレーボールはいかにいないところにボールを落とすかというゲームであるが、基本的にボールを拾うことと、ブロック力や、アタックが同じレベルならば、後はタイミングをいかにずらすか(ブロード、時間差攻撃など)にかかっているとも言えるスポーツなので、親密なチームワークは必要不可欠でもある。(当たり前のことですが。)
それにしてもキャプテンって必要なのかなぁ~とも思える3セットからの若手主体選手でもあった。
ブロックも通用しない、攻撃も拾われるとなると、いかに攻撃のスタイルを変えて柔軟に対応できるかということになるけど、そこが面白さなのだということ。そこが一番今のNipponには足りていないのでないかと思うばかりであった。
まぁ、そんな初歩的なことをと言われそうでもあるが。
韓国戦から3セット目を取った日本は何か違うものをかんじたなぁ。
鍋谷と石井選手が入り、古賀、木村が抜けたカタチであったと思うけど、ミドルブロッカーの島村春世と荒木という3セット目のメンバーをスタメンにしてもいいはず。
表向きな新旧な看板を持ってきたいだろうけど、そんなことをしていると勝てないのではないか?