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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

ヤメゴク 第9話(感想)

「最終章突入!!最大の難敵に挑む」

橘(遠藤憲一)が身代わりになるという、まるで親のような愛を注ぐあたりは、ベタなストーリーであったと思うけど。
今回の実は・・ってな二つの真実は、練りに練っているとしても、あまり好みな展開でなかった。
まさにとってつけた展開で、初めからそういう設定だったのだろうかと・・・ブレてしまったとしか思えないようでもあった。

何か大変なことが起きているのだというモノを、9話ともなれば出さなければいけないから、そんな必死さがこういう形で出てきてしまったみたいだなぁ~。

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まぁ、あれこれ言っても面白かったのだが・・・。
麦秋大島優子)の中の人が、しっかり役をものにしていると思うことでも、ラストの予告で見せる充実した顔も好きだし、
なんだかお祭り騒ぎみたいでおもしろそ~だし、ともかく中の人々の演技はみんな好きでもあるっていうことですよね。
ただ作りがイマイチっていうか・・任侠物としては物足りないし、
マイルド任侠物に仕立てたいまいちなかんじやら、とってつけたような展開がやはり、一筋の流れには見えないと思う。

橘を仇と恨んでいた麦秋であるのだが、それが間違いであったことでも、今までに色々と背負っていたものが、ずっしりと麦秋をさらに追い込むことになってしまったはずなんだけど、そのへんが違和感ともなってしまったみたい。

つぶれないのも不思議なのだが・・・やはり背負っている物はあまり考えたくない、麦ちゃんに感情移入などしたくないという気持ちが一番ネックになっていると思う。
その辺を理解していくドラマなことでもシンドイわけですよね~。(メンドクサイと言った方があってるかなぁ~。)

橘の男っぽさと愛情やら、三ヶ島 (北村一輝)の演技っぷりやら、佐野(勝地 涼)の軽妙なトークさなど、キャラ設定がはっきりと濃いことがこのドラマの魅力ともなっているので、キャラで魅せるドラマなことでも多少のブレはあってないようなものなのかも。

途中で父親であることがばれてしまったから、へそを曲げてしまったということはないと思うけど、ともあれ大立ち回りやら愛情物語へとなだれ込むあたりはよかったなぁ~。

遥(本田 翼)の妹っぷりと有留(山口紗弥加)の一途さも好み。

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