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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

ゴーストライター 6話 感想 綺麗は一日ではできない。

「私は真実を述べます嘘つきへの法の裁き」

低視聴率が混んできてなのか、存続危機を打開するような展開が前ノメリな気もする今回。(笑)
つぶされていく川原由樹(水川あさみ)を観なけらばならない今回だけど
展開が早くて、いったいどこまで描かれるのであろうかと思わざるおえないような今回でもあった。

それにしてもうまく対比させているかんじが目立つ作り方であったけど、
結果的には遠野リサ(中谷美紀)という皆から必要とされる存在になったことでも
その名声を手放したくないわけだけど、母親がすごくリサの人生に関わっていることがどうしようもなく
切ないような気持にさせて、上手いことリサが浮き彫りになっているのもいいかんじだった。

しかし、浮き彫り過ぎるような気もしてくるのだが
リサにとっての小説家としての成功は、母親があんなことになってしまったことでも、意味をなさず止まったままで
ゴーストライターとか違う次元の問題になちゃてることでも
出版界の敵な川原由樹という反乱が、まるで絵空事のような扱いにも観えなくもないかなぁ・・。
私がいないと何もできないという母親と同じ言葉が、川原から発せられたり
なにものでもないのだからと・・息子の立場など否定するリサの様子は
いやでもリサの母親の存在へと結ばれ過ぎるようでもあった。

ゴーストライターになることを自分で決めたのだと川原へ向けたリサの適確な言葉が
ゴーストライターを使うことを自分で決めたのだと、
皮肉にもそのまま神崎(田中哲司)から言い放たれてしまったけど
神崎の場合は利用していたことが大きく違うとしても
結局リサは神崎の言うとおりにしていただけでもあったので
何もできないと言われているようなものだから
同じ様に母親の存在が大きくのしかかっていくようでもあったなぁ~と思う。

まぁ、神崎とリサの関係がもたらしていたことなので、何もできないという母親の言葉の意味とは違うわけだけど、母親と神崎の存在の大きさは甲乙つけがたいことでも・・同じような気もしてくる。

読者を欺く卑劣な行為なのに、川原はつぶされるばかりで、才能という目もつぶされてしまうという哀れさなのに
脈々と地下水となって湧き出る石清水なように
どうしようもなく冷たい純度100%な美味しいお水が味わえるストーリーになっているような気もしてしまう。
さすが主演な中谷さんってかんじもしてきますね。
どんなシラバも100%ってかんじで描かれていくこの味わい深さがこのドラマの見所となっているのだろうなぁ・・。
え?

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