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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

家族狩り 1話 感想

天童荒太原作の不朽の名作を大石静脚本、骨太なキャストで完全映像化」

骨太なキャストということでも面白そうなのだけど・・
その分とっちらかって、つまらなくなってしまったようだった。というのが大まかな感想。

ホームページの相関図を見ても、児童ケアーセンターの氷崎游子(松雪泰子)と美術教師の巣藤浚介(伊藤淳史)と刑事の馬見原光毅(遠藤憲一)の三本柱で描いてくるようで、ごちゃっとしたイメージ。

游子(松雪泰子)の家庭事情や仕事ぶり。

巣藤浚介(伊藤淳史)と恋人の美歩(山口紗弥加)との関係や、
美術教師としてワケアリな生徒の亜衣(中村ゆりか)に関わっていく様子。

刑事の光毅(遠藤憲一)が2件の事件?に感じる違和感な様子。

まぁそれぞれの話しも、まだ書かなければならないエピソードがあるわけだけど、
そんなことでもそれぞれ孤立していて、なんだかチグハグだったし、
次第に繋がりをみせるまでが
こんなに長いのも意味があるのだろうかと・・・思うばかりでもあったなぁ~。
だいたいこの事件の結末は察しがつくのに、、この長さの意味する点がわからない・・・。
(時間埋めの為なのかキャラ説明にしては長いと思うし、同時進行ってわけでもないし・・分かり辛い初回)

簡潔に描いてほしかったと思うけど
そのためか遠藤さんが出ていることでも、
刑事物ですっきりと魅せてくれた方がよかった気もするばかりだったかなぁ~。
事件現場がやけに目に焼き付いてしまうことでも、
これはどうみても事件ドラマなのは間違いないと思うし、
刑事が犯人を捕まえるまでの物語には間違いないし、
それまでの過程を描くドラマであることも間違いないのだけど・・・
それでいて・・
氷崎游子がメインにしていく描き方が、違和感に感じるばかりの1話ってものでした。

というわけで、初回はそれぞれの自己紹介エピソードを、淡々と描いていたことにようやく納得したけど、
最後の方でそれぞれが繋がるまでが、なんだか落ち着かない作りになってしまって違和感すぎたし、
感想がドラマの分析になってしまっていることでも、分析して納得というドラマとなっていたと思う。

登場人物がそれにしても多いことでも、
ごちゃっと感が半端ないしイヤになるところであるけど、
それぞれ孤立していても、そのエピ事態はそこそこ面白かったと思うので、
接点を持つまでが長かったことが、問題だったみたいでしっくりこなかった1話でした。

それだけに全体としての話しはこれから游子の話しに絞り込まれてくるのだろうから、
そうなったら面白いかというと、また違う話しになってくるわけなので、掴めない1話でもあったってかんじです。
そしてさらに、
刑事の娘エピやら、美術教師の教え子エピやらも描いてくるってことなのか~?と、
それと游子の話がまとまるというのかと・・・いうことでも
とっちらかっている感じがしてしまうばかりで困惑するばかりでもあったみたい。

いったいどのようにストーリーが描かれていくのかと、そのわからなさと・・
まとまったものが観れるようにも思えないし、不安定さが残るドラマであったけど・・
描くべく主題がとんでもない問題があるだけに、
さらにドラマの面白みってものも考慮して進めなくっちゃいけないのだろうから・・・・
やはり、それぞれのエピでちょい誤魔化しつつ描いていくって、かんじもしてしまった。

ドラマの原作となっているものをそのまま描けば、ドラマとして大作となるわけでもないことでも
大きく演出ありきなドラマになっていくんだろうなぁ~てかんじがしてきます。

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