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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

Woman 第6話 感想

「生きるための嘘、我が子のために」

生きるため、子供たちのために、母の家で暮らすことを決意する小春(満島ひかり)。
その思いは計り知れないものがあったようにも思うけど、母は強しってことで済むことでもないし、
まぁ何よりも住めることになったことは、よかった。
お姉ちゃんと住みたいと言う栞(二階堂ふみ)の言葉に、ホッとしてそれが一番いいとは思ったけど、
やはり自責の念もあるのだろうし、本音の部分もあるのだろうなぁ~と複雑な心境で見てしまうところでもあったみたい。
食事もあまり進まないようだったり、怖い夢を見る・・端、川の端を歩いていて落ちたら死ぬ怖い夢・・・
子供たちのことを心配して見守るようにしているかんじ・・
どうしても栞からは、小春や子供たちが置かれている状況は、
全て自分の責任であるというような雰囲気をかんじられる。

それでいて、夜中に台所で小春とばったりあってしまって、会話も弾む仲睦まじい姉と妹のようなかんじにホッとするものがあったけど、
栞からチョコボールを小春に手渡すところで、転がり落ちてしまったチョコボールに、「ごめんなさい」っと、
二人同時に言ったことに、気がついて偶然を面白がる二人だったり、落ちたものを平気で食べてますね~と、
気を使わないようにしようとしているのか二人が、平然と拾って口に運ぶところや、
チョコが好きなのかと聞いて、怖い夢を見たことや、母に落ちたものを食べたら叱られることなど、
いい雰囲気で会話が進んでもいたのが、本当はこのような関係を望んでいたのかもしれないなぁ~と栞に思ってしまう・・・
ところでもあったなぁ~。
母親が来て、怒られる栞、ニッコリする二人だけの「ほら・・」っていう空気に、そんな思いを強く持たせるようだった。
小春と紗千(田中裕子)があんなに話したことは、なかったのだろうなぁ~と思わせる場面は、
いろいろと話していたけど、青柳 信(小栗旬)とはヒマラヤに登った帰りに出会ったことや、
この家の庭が好きな娘が先のことまで考えて好きになってもいいかしっかり考えていることなどを紗千に伝えて、
ちょっといい雰囲気になってもいて微笑ましいようにも思えたり、
次第に亡くなった青柳 信(小栗旬)の話になり、気まずい雰囲気にもなっていったりもして、
秘密を抱える紗千が私が全て悪いと謝る様子などから、それとなく見ている方としては、
切なさをかんじたり、複雑な間柄での会話はまさに、一言一言選ぶようなお互いの狭間に空いた隙間を
埋めようとしているかのような会話だったような気もしたけど、口ではお互い一番大事な人にはなれないといいつつも・・
今までよりか隙間が狭まり、お互いを思う気持ちが高まった場面だったようにも思われてならなかった。
祭りで赤いハッピを着ていた植杉健太郎(小林 薫)も、いつも毎回切ないだろうし、思えばみんな切ない気持ちを抱えているようで、
やはり、辛いドラマに・・なってます。
見終わって、時間が経ってくると余計に辛さが感じられるけど、とりわけ栞は自責の念と姉、子供たちと仲良くしたいという思いの板挟みになっているようなかんじもするし、
とりわけ紗千の家に引っ越した植杉家の場面は、どこも見落とせない場面ばかりになっていて、真実に向かって静かに動き始めたというかんじの今回でした。

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