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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

たぶらかし 第1話(感想)

『たぶらかし』~代行女優業・マキ~ 第1話(感想)
「死者の代役」

所属劇団が突然解散し、多額の借金を背負った冬堂マキ(谷村美月)は女優オーディションの記事を読み、ORコーポレーションを訪ねる。社長の松平トキタダ(段田安則)は、マキの演技の才能を瞬時に見抜き、すぐに女優として働いてもらう事に。ORコーポレーションの仕事とは、リアル世界に女優を派遣し、依頼された役を演じきる"代行女優業"だった。
今回マキが演じるのは、自殺した女流画家、白鳥ゆりえ(内田慈)の代役=葬儀の死体役だった。ゆりえの遺体は司法解剖中で、遺族は表向き病死とした為に葬儀用の死体の代役が必要だったのだ。マキが死体役を演じきると、松平は芝居がもう一幕追加された事を伝え、ゆりえの夫、白鳥博人(忍成修吾)を紹介する。博人は遺産を狙う継母の白鳥桜子(宮崎美子)がゆりえを殺害したと疑い、その証拠を掴む為に、もう一回ゆりえの代役として幽霊を演じて欲しいと頼む。マキはゆりえが過去に取材を受けた時の映像を何度も見て、ゆりえの仕草、表情を研究。ゆりえの幽霊として桜子を追い詰めていくが…。
HPより
http://www.ytv.co.jp/taburakashi/

谷村美月さんの女優魂というものも見事で、言うことなしにおもしろかったです。
谷村さんに実に魅了されるばかりでした。

実は、最近までぜんぜん好きでもなかったけど、(笑)
NHKSPドラマ「夜明けのララバイ」からイッキに魅力に嵌ってしまって、さらに今回も目を付けたとおりの出来ばえでした。
初めは控えめなおとなしい印象を受けたけれど、そうしたイメージから見事に外れた大きな魅力がある人だなと、
なんで今までにって思うばかりな谷村さんでした。

大胆なあの格好やシーンもえ!え!ってなもんでしたが、ぬけぬけとなんなく演じてしまうところもおもしろくて、
どきもを抜かれたけど、見事に役柄にマッチしていて魅力的なキャラクターというよりも、
女優、谷村美月ここにありといった方がいいでしょうね。
もう、あれこれ褒め言葉を連ねてしまうけれど、つまり気持ちは大絶賛状態です。

ドラマの内容は、時間がもう少しあったらと思うけど、
白鳥ゆりえ(内田慈)が愛していたという理由の厚みもほしかったりしたけど、
いくつもの気持ちを重ねては演じ、その表情はどんな気持ちだったのかと追求して役になりきってしまう主人公マキの様子はすばらしいと思うし、
そうして事の真相を見抜きながらも白鳥ゆりえ(内田慈)になりきり、切々と白鳥博人(忍成修吾)と向き合うという場面は実に迫真そのものでした。
博人はゆりえの才能に嫉妬していたことで、すべて奪いたかったというわけだったけど、
ゆりえは愛情に実は満ちていたことは、知りえなかったわけでしたね。
ストーリー的にややわかりづらさもかんじたけども、
ブレのないマキの様子からも安心してみられるし、テンポもよくて、引き付けられるばかりということでも、かなりのものでした。
しかしよくある一話だけっていうことも以前あったので、警戒してしまうけれども、ほんと某ドラマは後々受け継がれるでしょうね。
ドラマ業界としてもえらい迷惑です。

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