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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

『濃姫』感想他

3/17土曜 SPドラマ『濃姫テレビ朝日

 

キャスト:濃姫観月ありさ)、織田信長(城田 優)、織田信行平岡祐太)、土田御前(香林院)(余 貴美子)、斎藤道三里見浩太朗)、織田彦五郎信友(寺島 進)、平手政秀(笹野高史)ほか。

 濃姫の人物像、信長との夫婦像を新たな視点から描きだすと共に、戦国という明日の我が身の運命すらわからぬ混迷の時代をたくましく駆け抜けた男女の生き様を綴っていく。。。
時代劇版『ゴッドファーザー』ともいうべき、重厚で感動的な人間ドラマを作り上げ、若い世代が時代劇の面白さを再認識するような作品だ。
HPより http://www.tv-asahi.co.jp/nouhime/

けっこうそれなりに圧巻だったし、魅了されておもしろかったです。
(ただひっかかるところもあったわけですが。。)

違和感がやはりあったドラマでしたが、とりわけ青色の部分が引っかかるところだったようです。
「新たな視点」というものがかなりドラマ的な解釈だったようなかんじで、
濃姫の父親道三の二つの贈り物という場面は、ここは道三から濃姫へのプレゼントということだったと思うけれど、
道三のピンチにあえて助けにいくことで信長の名を知らしめ、一人も兵を失うことなく濃姫も元へ返すという贈り物が、どうもドラマチックで無理があったように思えてならないところでした。

もう一つ、「時代劇の面白さを再認識する」というところも、やや主人公お二方のキャスト面がそのまま前面に出てしまう違和感をかんじたけれど、
それも計算されていたということもいえるわけなのでしょうか。
そういうわけでいつもと同じ人が出ることで、親しみをかんじたり観やすかったりするというわけでしょうけど、
ドラマ全体的にもそうしたようなかんじだったので、ここはあれこれいう間もなく、まぁいいんじゃないかってかんじの方がつよかったかな~
主人公のお二方は好きですが、ちょっとイメージからくるものが大きかったようで、違和感にもなってしまったみたいです。

後は笹野高史さんが信長の教育係としていいかんじだったけれど、史実は曲げられないということで、そうなってしまうわけなのはしかったなかったわけですね。
「後でお酒の席でも用意しましょうか。」という濃姫がいつもと違う様子を察知したところは、もう少し信長と教育係とのエピソードなども見たかったし、厚みを持たせて欲しかったわけだったけど、
そうした厚みというものがあまりなく、軽く~する~してしまったかんじは、やはり味気ない内容になってしまったようで残念なかんじがしました。

3/23 金曜プレステージ『ドクター検事モロハシ』(フジ)

 

『医師と検事!二つの顔を持つ男!?続発する医療ミスと死の真相?完璧なバチスタチームに隠された嘘と大病院にうごめく権力と金!今正義のメスが入る』

キャスト:吹石一恵佐津川愛美木村佳乃ほか

ということで、検事と医師として活躍するモロハシの物語であるけれど、
キャスト的にも魅力的なかんじで、、とりわけ「最後から二番目の恋」でも出演していたとてもチャーミングな佐津川愛美さんが出ていたことで、、ついみてしまったというかんじでした。(笑)
やはりごろうちゃんということでも「濃姫」のようなことがいえるわけですが、キャスト力というかイメージが固まってしまったというところがあるように思いますね。
そいうわけで金曜プレステージはあまりみないけれど、
やはり高島礼子さん主演の『医療捜査官 財前一二三』が早くやらないかと待ち遠しいばかりです。

3/24土曜ワイド劇場『再捜査刑事・片岡悠介』(テレビ朝日

「ワイナリー連続殺人 赤い死体は甘く香る!! ウソつき老人の証言と踏みつけられたブドウの謎!!」

キャスト:寺島進 南果歩 原沙知絵 金子貴俊 不破万作 益岡徹 金沢碧 芳本美代子 杉本哲太 吉行和子ほか

主人公の寺島さんと沙知絵さんの将棋もやりとりもおもしろかったこのドラマは、おもしろいドラマにつき物の『医療捜査官 財前一二三』のような人間関係が見れることもおもしろいと思うところです。
母の教え子が南果歩さんということで絡んでくるところも魅力をかんじるけれど、
推理劇がかなりこんがらかっていましたね。
13年前の事件の捜査が、さらに冒頭での遭難事故に絡んでいたという2重構造もちょっと疲れるというかんじだし、されに、香や甲州ぶどうが絡んでくるといういう混んだ内容はけっこう大変だった気がします。
結果的に犯人はかなりのわけありな内容だったことも微妙なかんじでした。
もう少し軽快さが欲しいかったところですね。

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