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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

『ナサケの女 Special』(感想)

ニューハーフパブを内偵中の松平松子(米倉涼子)は、店からだけでなく、客である大病院長の娘・万城野節子(高岡早紀)からも汚れた金の匂いを嗅ぐ。しばらく両者を泳がせて、一気に摘発すべきだと提案する松子。しかし、査察部はニューハーフパブへの即時ガサ入れを決行。その摘発中、反抗するニューハーフに暴行を受け負傷した松子は、節子の父・万城野権蔵(伊東四朗)が経営する病院に搬送され、万城野駿(速水もこみち)と運命の出会いを果たすが…?
HPより

初めのつかみともいえる嫁入りは、やっぱり引きつけられてしまったけれど、
チラッと観ただけで五藤一美(飯島直子)が、そこのコーヒーメーカーの中まで調べてー!っと言うところからの金塊発見だったり、
屋上から札束が舞う様子など、脱税者たちの慌てふためきぶりはやっぱり気持ちがいいもんですね。(笑)

つかみからイッキに引き付けられたわけでしたが、
その後の展開はちょっと地味なかんじもして、まさにドラマになってしまっていたようにかんじられたかな~
このドラマとしては、嫁入りで魅せるというところがポイントだと思うので、
松子(米倉涼子)が島に渡って野駿(速水もこみち)の元でボランティアとして働く様子が島医者物語風でもあったり、
松子が捜査してはいたとしてもなんか退屈さもちらほら出てきてしまったかんじでした。
(SPはこのようなものなんでしょうけど。)

やはり、万城野権蔵(伊東四朗)の脱税に対する言い訳が、さも良い事をしているかのように主張していたことは、
その息子の野駿(速水もこみち)と松子の結婚話も絡んでいたので、
話がどうなってゆくのか、少々視聴意欲が半減してしまったというかんじもありましたね。

嫁入り話がほんとうに嫁入り話になってきたけれど、鉄子武田鉄矢)が松子を心配する様子や、白無垢を持たせるところはやはりジーンとするばかりで、
まぁこのあたりは、武田さんの鉄子が観れたこともよかったけど、
イチバン(柳葉敏郎)との絡みも少なかったことから、もう少し絡んだ話がみたかったところでもありました。

なんとも松子らしいところの決め台詞として、「脱税するやつは、日本の道路を歩くな~!!」という台詞がイマイチ決まらなかったように思えてしまうのは、気のせいなのでしょうかね。

結果的に権蔵があんなところに隠していたとは、思いもよらなかったけど、
そのカラクリの巧妙さや抜け目なさに、権蔵らさが出ていたことがやはり納得してしまったところで、
これからは電子マネーの入ったカードも対象になってくるということなんでしょうね。

ラストのカバンの中の紙幣・・は、てっきりプレゼントかと。。野駿(速水もこみち)への資金援助かと思ってしまったのは、
やっぱり甘かったということでしょうけど、
ラストのところは野駿も加担していたのかよくわかりませんでした。
思えば終始そんなかんじもあったので、結婚ばなしに違和感ありありだったことが、
どうも引きつけられないところでもありました。

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