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ドラマ感想日記~拘りを持たず程よく頑張る

神様の女房 第1話 (感想)

土曜ドラマスペシャル 神様の女房「“経営の神様”松下幸之助と妻の波乱の半生を描く~全3回」
 常盤貴子 筒井道隆 松本利夫 秋野暢子 石倉三郎 野際陽子 津川雅彦

確かこの日、同じように某カメラ会社のドラマがあったな~と思い出した。
そちらも初めの出だしをみていて、あっちに飛んだりこっちに飛んだりして録画をするならばどれにしようかと迷っていて、、ほとんど迷わずこの神様。。を録画することにしたわけだが、多分、正解であることは間違いないみたいですね。

この「神様の女房」は、知らぬ間にどんどんドラマの中に引き込まれてしまい、
常盤貴子さん、筒井道隆さんの連続ドラマではお目にかかれない会話や演技には、新鮮な喜びが湧いてきたり、父親役の津川さん、野際さんのなかなかな今まで見せたことないキャラぶりに笑ってしまうというのも珍しいけれど、やはり、台詞が光っているんだな~と思ったりと私的にもう大絶賛なドラマでした。後2話

1話は幸之助が独立を考えるまでを描いていて、
二人の結婚にいたる経緯から、やはり大御所脚本家さんであることがしみじみと見終ってみるとかんじます。

この時代の結婚というものがこんな風にさらりとした感覚であるのが
不思議なくらいに着々と進んでゆくのが面白いけれど、
この時代、丁稚奉公に幼い頃から行くということで、自然と素直な人間関係を取り入れられていたり、そんな有意義な社会構造があったんだな~としみじみとしてしまうことばかりでした。

姉が訪れて夫、幸之助のいろいろな過去を話すうれしそーな様子とか
二人しか居なくなってしまったということや、妹ができたことでの喜んでいる様子
がやはり十分出てました。
これは朝ドラに勝るものを見てしまったというかんじがしてならないんですね。

神の女房ということで、その妻の事を描くというのが伝わってきて、それはまた幸之助の事も十分伝わっていて、いつもけらけらと明るく、たくましくも女らしくつつましさをみせるあたりはなんとも夫は頭が上がらないというよりも信じきっているんでしょう。

あんな風に良妻賢母な夫、操縦方というのは親譲りということなんでしょうけど、
操縦される側もそれがよくわかっているからこそというか。。憎いほどな夫婦です。
家事は妻の仕事であるということがよーくわかるし、今のような電気で洗濯をしたり、電気釜、電気掃除機、皿洗い機、電気。。となんでも電気でこなしてしまう時代は、家事を妻がやらなくてもできる時代にしたということなんでしょうね。

古き良き時代なこのドラマなのかもしれませんが、家庭の仕事量が減ったとはいえ妻の役割というものがこのドラマのように思えてならないです。

ちゃっちゃっとなんでもこなす姿勢は、でも外に出たとしても負けないだろうし。。
でも、ちゃっちゃっと和裁をこなすあたりは、なんか似たドラマがあったような。。!「カーネーション」だ。

人の痛みをわからない子ができたのも、甘やかされている時代背景があるからなんでしょうか・・、便利になった時代はそれだけまた多くの美を無くしたということかも。

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